自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

同じ土俵に立って会話できないことが一番ツラいことなのであります

中小企業診断士試験を目指し始めたのが2014年7月だった。最初っから手段は独学と決めていた。勤務終了後に受験予備校なんかに通える時間的余裕がないし、自分は独学でも学習の継続が出来る確固たる自信を持っていたから。

 

自分の中では独学で困ったことは特にない。計画的かつ体系的に地道に勉強を続けることは出来たし、何よりも勉強することが苦手ではないから。

でも、著者は独学をオススメする意図はまったくない。出来ることなら受験予備校に通うべきだと思う。

受験校に通うメリットは計り知れない。カネと時間に余裕がある方は通うべき。

 

受験校に通えば合格するか、といったらまたそれは別問題。独学でも合格する人は多い。インターネットが発達した今日では“情報弱者”という概念はなくなり、そういう意味で通学者と独学の差は限りなく縮まってきたようにも思える。統計がないので説得力はないが、当ブログの著者は独学であるから今回の二次試験を突破すれば貴重なデータになるだろう。

 

***

診断士試験の学習をしていて最もつらいことは何かというと、

 

診断士の存在や価値を知らない連中ばかりが存在する環境で、診断士を目指すこと

 

が挙げられる。 

著者は診断士試験を目指すにあたり、一次試験の学習や二次試験の学習で得た知識や方法論を実際の勤務の中で試して使うことがある。

実際に試行したときの相手のリアクションのなさといったら、もうがっくりする。例えば、こうだ。

教科書的には動機付け理論について、給与などの報酬では動機付けされないとある。でも実際は労働者のレベル感によっては給与などの報酬によって動機付けされることもあることを実際の職務体験の中で知った。

また、改善の基本はECRS。でも必ずしもECRSの順番でやらなくても改善目的を達成できることも知っている。

要するに理論と実践に乖離があるという現実が分かるのだ。

でも、もっともツライことは、

スルツキー分解といっても、

実質貨幣供給量といっても、

マンデルフレミングモデルといっても、

MM理論といっても、

NPVといっても、

ハナシが通じないことにある。これが一番ツラいことなのだ。

また、因果関係を説明してくれない人の説明や、期待される効果を明示しないプレゼン、質問に対する答えがとんちんかんな人がいると、「評価D」と呟きたくなる。レベル感の違いから会話が成立しないことがしばしばあることが一番つらいのだ。

 

独学でも、勤務先の中に診断士または診断士を目指す人がいて、その人と会話できることが清涼剤とかストレス解消になるのにそういうことができないもどかしさ、それがモチベーションに与える影響は計り知れない。

だから自分はGWの春セミナーに参加したのだ。

夏セミナーにも参加した。モチベーションがさらに高まった。早くそっち側に行きたいと節に願うようになった。早くそっち側でそっち側の会話がしたいと思った。こっち側じゃダメなんだ、土俵が異なるから。

 

でもね、自分は群れるのを嫌う。

馴れ合いってのがキライ。だから受験校仲間は大事なんだろうし貴重なものには違いないのだろうけれど、そういう馴れ合いの関係性はめんどうくさい。お互いに大人なんだから少しは考えてもらいたい、と思っている。ホント、自分はドライだ。

 

 

さぁ、事例を解くか。

 

会社でこっそり事例Ⅳをやろっと。

※そう、今の自分は財務のタスクを抱えているから事例Ⅳを解いていても立派な仕事になる(?)わけ。

 

 

 

勉強会の様子は後日エントリします

今日はこれから日本橋での勉強会へと向かう。上野駅から地下鉄乗るかな? 東京駅から歩こうかな?

 

 

この設問くらい、要求解釈できるでしょ?

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こんな怖そうな人がいないことを祈りたい(笑)

 

※上画像は著作権フリー画像で、よく見かける画像だ。

 

 

これから少しイケカコ解いてから出発す。

それではごきげんよう。

 

明日、初めての勉強会

明日は某団体が主催する勉強会に赴きます。

課題は平成26年度事例Ⅱ。

自分の中では手ごたえがワーストな過去問だった。

 

ちょうどいいではないか。

ワーストな事例を深く掘り下げてくれるだろうし、自分の書いた解答がディスカッションを通じてどういうところが悪いところなのかが見えてくるだろうしね。それに自分の思考のクセも指摘してもらえるだろうし。

 

今日は明日使用する課題の資料を整理してから事例Ⅳ対策。

 

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勉強会の会場まで迷わないで行ければいいな(笑)

 

 

モチベーションを保つには?

設問を見て、

「○○を問うているのでは?」

「△△を答えさせたいのでは?」

といったような予測が出来るようになってきた。その予測の精度は50:50ほどだからまだまだ精進が足りない。

(くどいようだが)

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という境地には至っていない。

自分は

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というようなことも苦手であるし、何事も長期的にかつ戦略的に体系的にやることを是としているから一夜漬けするような愚行はしない。

 

とはいえ、

 

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この人(学習能力がゼロで躾教育の間違えたと思われる)のように厚顔無恥にもなれない。

 

そのうち

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応援ばかりされるようになるわけで最後まで諦めるな、と声高に言われるようになる。

 

短期決戦だけに勉強に飽きがくるこもはないのだが、いかんせんその成果がイマイチ分からないようだから当日の出たこと勝負の様相を呈してくる。

 

せっかくのチャンスだし、SWOT風に言えば「機会」だからこれを利用しないわけにはいかない。次、こんなチャンスは巡ってこないかもしれない。

このようにモチベーションを維持していかないと仕事しながらの学習だから精神的に参ってしまう。やればやるほどカオス。

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・・・というような心境に陥る。

 

しかし、イクラちゃん、強いな(笑)

 

二次試験の申し込みは遅めに、ね

9/6(火)は一次試験の合格発表日だった。

一次試験の翌日には正解発表があるのでマークミスがなければ自分が何点取れたかが分かる仕組みになっている。3回くらい自己採点結果を見直したが、点数は上がりも下がりもしなかったので無事に二次試験に進むことが出来る。

手元には簡易書留でやってきた一次試験の合格証書なるものがあるのだが、こんなもんは紙切れにすぎず、

 

「ほれ、早く二次試験代の17,200円を支払いなさいな」

 

と甘く囁いている。

なんとまぁ、商売上手ではないか。

しかし、受験料がクソ高い。そう思っているのは自分だけだろうか。

 

***

二次試験の受験申し込みは9/20(火)までとなっている。

今回、一次試験を免除されている二次試験受験組はすでに申し込みが始まっていて、一次試験突破組は9/6以降でないと受験申し込みができない。

だいたい二次試験を何回も受ける、いわゆる多年度生は猛者が多いから気合十分で早めに申し込んでくる。

だからそんな猛者とは戦いたくないので二次試験の申し込みはギリギリまで待つことにした。戦わないで勝つことが最高の戦略だからね。

 

しかし、二次試験の対策がなかなか捗らない。

 

こうなったら仮病でも使って会社休むかな(笑)

 

***

それはそうと、今回アホみたいな得点調整を行った。ヒドい話だ。

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フツーなら総得点の60%以上であって、1科目でも40%未満がないことなんだけれど、それが総得点の59%以上となった。さらに情報で4点のかさ上げをしている。だから今回の合格最低点は409点となる。あくまでも受験した科目の総得点の59%でかつ40%未満がないのが条件。

だから今回は2,404人が合格し、合格率は17.7%。自分は7科目受験していないけれど、この17.7%には「1%の救済」と「情報の4点」が入った合格率だという次第。

科目別に科目合格率を見てみよう。「59点」取れば科目合格ではなく、科目合格については「60点」。科目合格率には試験合格者は含まれていない。つまり、一次試験をパスできなかったけれど、その科目は60%以上取れたので科目合格できた人の割合のことだ。

経済学・経済政策・・・29.64%  まぁ易しかったからな。

財務・会計・・・21.58%  これでも21%か。もう少し高いのかと。

企業経営理論・・・29.59%  マーケが難化したけど3割近いのね。

運営管理・・・11.76%  コイツは低いな。没問、期待したのだが(笑)

経営法務・・・6.33%  ふむ、調整ナシだな。

経営情報システム・・・8.54%  4点かさ上げしたからかな? 

中小企業経営・政策・・・12.53%  意外だけれどこれしかいないんだ。

 

こうしてみると、一次試験を突破するのに必要な戦略が見えてくる。それは、

 

①科目免除を使用しないこと

②苦手科目は足きり回避に全力をあげること

③得意科目は限りなくいい点数を狙うこと

 

なのではないか。年度ごとに科目ごとのバラツキがあるだろうからやはり7科目を受験することで難易度のバラツキに対応し、苦手科目といえどもあわよくば7~8割取れるように仕上げることも必要だ。

 

自分は今回科目免除を利用した。前年度に合格している、企業経営理論・運営管理・中小企業経営政策のうち、企業経営理論と中小を免除した。運営は他科目の補填に使おうと思ったが全く裏目。経済と財務の易化により合計点で60%をクリアした。ヒヤヒヤもんだった。5科目受験したから、今回の得点調整およびかさあげを考慮すれば、291点を取れば合格。結果的に、307点取れているから合格。

 

なお、今回の一次試験では情報システムが24点(4点かさ上げで28点)で足きりを食らったため、トータルで475点(かさ上げ後479点)で不合格になった人を知っている。

 

 

 本当に怖い試験だ。

 

 

はっきり言って時間が足りない

   解答プロセスを確立させたい。

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いつやるの? 今でしょ、と言わんばかりの画像だが、これは著作権フリーの素材。最近は著作権フリーの画像やイラストが豊富にあり、ブログの主旨に合致した画像やイラストを入手することが出来る。なかなか便利な世の中になったもんだ。

 

それはそうとこの9月は以下を重点的にやろうと決めている。

①事例Ⅳ対策

②解答プロセスの確立

 

①の事例Ⅳ対策は過去問を通して解くことをしてこなかっただけで、経営分析が問われる第1問対策として第1問のタテ解きはしてきたし、イケカコによる財務会計の学習は継続的にしてきた。だから全く着手していないわけではないが、事例Ⅳ独特の、損益分岐点分析や意思決定分野の問題、CFの問題や個別論点の問題などまだじっくり紐解いてみることが出来ていない。

だからこの9月は事例Ⅳをみっちりと解いてみたい。

 

②は事例Ⅰ~Ⅲについて過去問中心にやってきたが、やっとこさっとこ解答骨子の作り方や出題のクセみたいなものが掴めてきた。それに80分という時間との戦いにもなるから時間短縮のために解答プロセスを確立させることで時間短縮の効果を期待しているというのもある。つまり、

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ということ。

でも、時間が足りない。もう少しぐっと集中して事例と向き合える時間が欲しい。

 

 

今週のテーマは時間の割付の微調整だ

事例Ⅳを除いて、27年度、26年度の事例が解き終わった。26年度の事例Ⅱが自分の中ではワースト(つまり、一番出来が悪いような気がするもの)であり、26年度の事例Ⅲがもっとも手ごたえを感じた過去問だったかもしれない。

もっとも採点基準は全ノウやふぞろいを参照したもので公式ではない。

本人は「出来た」感じがしても評価が悪いこともあるだろうし、

本人は「出来なかった」感じでも評価が良かったりすることもある。

要するに、

 

文章の稚拙はともかく、

題意を外さず、

時間内に解くこと

 

がこのゲームに参加する資格なのだ。

 

 

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やっとこ80分で解き切るようにはなった。

でもまだ余裕が欲しい。

設問解釈で時間がかかり、さらに解答の骨子を作るのに時間がかかりすぎかもしれない。そのへんを微調整する、一週間となるだろう。

 

 

勉強会に参加しようかと考えているのだが・・・

まだ少し悩んでいるのだが、受験応援団体の勉強会に参加してみようと考えている。一通り学習を進めてきた中で、いわゆる多年度生やその他の受験生のレベル感を把握したいというのもあるし、モチベーションをさらに高めたいというのもある。

幸いにも9/11(日)に日本橋で開催される某団体の勉強会があるから申し込んでみようか検討中。

事前に課題をやってきて、その課題を持ち寄りつつ、ディスカッションしながらというのが具体的な勉強会の内容らしい。

 

確かに、そういうのって貴重かも・・・。

 

確か課題は26年度の事例Ⅱだった気がする。

すでに解き終わっているし、解答をキレイにしなおせば回覧に耐えられる代物だ。だからこれを持参しつつ参加するのも悪くない気がしている。

戦う相手を知るってのも貴重な機会。

でもあくまでも戦うのは主催者側の意図。

でも、ある意味では相対評価の戦いでもあるから、他の受験生も知りたい。

 

出ちゃう?

 

 

ホントにCF計算書が出るのだろうか?

少し、事例Ⅳのことをまじめに考えてみる。

 

巷では

 

・素点ベースで30~40点程度

・ゲタをはかして50~60点

 

との情報がある。それが正しいか正しくないかはともかく、かなり自分の感触とは異なる得点が開示されていることは事実らしい。

逆にいえば、事例Ⅳで点数を荒稼ぎするとかなり有利にもなるということを示唆しているわけだ。

 

「総得点の60%以上で、かつ1科目でも40%未満がないこと」という合格基準だから、

事例Ⅰ・・・50

事例Ⅱ・・・50

事例Ⅲ・・・50

事例Ⅳ・・・90

合 計・・・240

で、合格になるわけだ。

ま、現実的には

事例Ⅰ・・・55

事例Ⅱ・・・55

事例Ⅲ・・・55

事例Ⅳ・・・75

合 計・・・240

みたいな感じが望ましい。でも、事例Ⅳでそんなに稼げるのか? と疑問。

 

「やはり、満遍なく60前後が取れて」

 

というのがベターじゃないのか? と思う。

 

***

さて、その事例Ⅳ。

第1問で経営分析が出題。25~30点程度の配点があり、ここを取れるかどうかがターニングポイントになりそうだと思い、著者は第1問のタテ解きを実行しているわけだ。

それに、一次試験での成功体験があるからか、一次試験の財務会計にしても二次の事例Ⅳにしても対策すればするほど得点できる科目なのではないかと思っている。だから著者はイケカコを入手してそれを反復して解いている。解法を覚える、といったことの是非は置いといて、いくら事例Ⅳといえども全く歯が立たない問題ではないのだ。

 

幸いにも、

①イケカコ

②事例Ⅳの全知全ノウ

③ふぞろい

といったラインナップがあるので有効活用しながら事例Ⅳ対策を行っていこうと考えている。事例Ⅰ~Ⅲのベーシックな部分は習得済みだからやっとこ事例Ⅳに専念できる環境が整ったわけだ。

 

さらに事例Ⅳに対しての戦略としては、

①足きり回避戦略

②第1問および記述問題であわよくば60点戦略

③上記に加え、個別論点で「塵積も」戦略で60点超

といった考え方が成り立ちそうだがまずは足きり回避に全力を注がねばならない。

 

 

巷では

「CF計算書が出る」

とか噂になっているようだ。

 

税引前当期純利益  から始めて、

減価償却

受取利息・受取配当金

支払利息

売上債権の増加額

棚卸資産の増加額

仕入債務の減少額

小計

受取利息・受取配当金の実際受け取り

支払利息の実際の支払い

法人税等の実際の支払い

営業キャッシュフロー

と判別できれば問題ないし。加えて、「売上債権、棚卸資産を適正に管理」といったCFの管理が問われたのが平成23年度だ。前回の出題が平成18年度だから18年度の問題を紐解いてみる必要がありそうだ。

 

 

秋の家庭菜園的活動を辞退してまで

比較的順調に二次試験に向けた学習が進んでいる。むろん、客観的な成果は度外視。とりあえず8月中に予定していた内容は順調に完了した反面、事例Ⅳの対策の方向性が煮詰まっていない。

イケカコは一通り解いた。難易度が高い問題もあればそうでない問題もあった。事例Ⅳの第1問のタテ解きも順調に消化できている。要するに事例Ⅳ対策はそれしか出来ていないのだ。やれ、損益分岐点分析だのNPVによる意思決定だのそういった個別論点の対策は出来ていないわけ。

 

どの事例も80分という時間との戦いになりそうなのは分かっている。

ただ相手を知らずして戦略を立てることなど出来ないから相手を研究する必要がある。事例Ⅳについてはその研究すらまだ出来ていない、という意味で煮詰まっていないわけだ。

 

事例Ⅰ~Ⅲはどうだろう?

分かったのは、世間で模範解答に近いとされていても、必ずしもそれが絶対無二の正解ではないということだ。現に、全ノウとふぞろいでは模範解答が異なることもある。言葉や「てにをは」が違うのではなく、解答の骨子すら違うケースもある。

解答を導き出すための指針になるだけ、なんだなぁ。

 

それでも、だいぶその方向性に近い解答が書けるようになってきた。と同時に自分の弱点も分かるようになった。

 

どうも因果で解答を書くという意識が希薄らしい

 

ということだ。まだまだ甘いんだなぁ。

実はこういった因果で書く、みたいなことも「全ノウ」では積極的に奨励していても「ふぞろい」ではそうでもなかったりする。だからすべての解答を因果関係で書かなくてはならないわけでもなさそうなんだけれど、因果で書いたほうが「それっぽく」見えるケースが多い。

 

事例Ⅰ~Ⅲについては、設問要求はつかめているから、

①与件文の情報をすべて盛り込むくらいの意識

②各設問ごとの解答の切り分け

③設問に対する切り口

④因果で書く意識

を9月のテーマにすることにした。

つまり、50点は取れている。でも60点ではない、という状態なのだ。

 

勝負の9月。

 

 

一切合財の趣味を放棄して、この二次試験のチャンスを活かしたい。

 

結局、二次試験の模試は受けることを諦めた

8月が終わるやいなや、日没が相当に速くなったような気がする。こうやって季節は移ろいでいくんだなぁというのは毎年のセリフ。時候の挨拶みたいなものだ。

著者の受験生生活はとりあえず10/23の二次試験本試験まで。考えようによっては残り少ない受験生生活を楽しまないわけにはいかない。だからもっと喜んで勉強できてもいいはずだ。

また、採点基準も模範解答も不明確な試験ゆえ、「ひょっとしたら、たまたま合格」だってありえないはずもない。だからやれることは一生懸命にやって当日を迎えるのが良いのだと解釈している。

 

そうそう、二次試験の模試は受けないことを決めた。

自分の中で正直、メリットが感じられなかったからである。

吉兆、どちらに転ぶかは分からない。そんなこと考えても無駄。

 

先日もエントリしたが9月にやるべきは“お作法”をアタマに叩きこんだ上でどう事例と向きあうか、だ。それと本格的な事例Ⅳ対策。

 

***

8月中、事例演習する中で感じたことは、解答者によって解答の書き方がまちまちであったことだ。だからこれは許容されるべきことなのだろうと解釈していたが、全ノウやふぞろいを活用する中で、どうも書き方がマチマチだと点数が安定しないのではないかということに気が付いたのだ。

 

事例ⅠにはA社とその従業員が登場する。A社の強みの維持・向上がテーマ。組織・人事といった観点からA社を診断する。

第1問で「外部環境」に関する出題が多く、第1問で外部環境が出るとたいがいは第2問で内部環境を問うてくるんだって。第3問以降、A社の細かなところの出題になっていく・・・。

こういうストーリーの中で設問の要求に型にはまった解答の仕方をしていくのが二次試験なのだ。

たまーに、事例Ⅰでもマーケティング的なことを訊いてきたりするのが困る(笑) 事例Ⅰならあくまでも組織変革とか組織文化、人材育成などといったアプローチをする必要があるから注意が必要だ。ここでマーケティング的に解答しようものなら速攻で0点が付くんだからね。

 

二次試験対策は(この世界で言われるところでは)72事例を解くことが要求される。要するに「慣れ」が必要だということもあるのだが、事例を解いた後の復習の質が合否を決めるのではないか、最近感じている。

 

 

自らの弱みを明確に、強みで弱みを補強する

8月1回目の土日が終わった後から二次試験向けの学習を開始した。具体的には過去問を解き、模範解答らしきものと照合して違いを認識し、その違いがなぜ発生しているのかを分析するという学習だ。途中、二次試験向けのセミナーにも参加をしたわけだが、二次試験向けの学習を始めてから3週間が経過した。

ここまでの手ごたえを書き表すとしたら

 

このままでは合格できない

 

だ。その理由はこうだ。

 

解答の書き方を知らないから。

 

解答の書き方を知らないわけだから当然に盛り込むべき内容にも過不足が生じるわけでそれが現在の著者を困らせている。

例えば、こんな感じだ。

 

(設問)

X社は今後、どういった○○を採用すべきか。プロモーション戦略を踏まえて100字以内で述べよ。

 

とかいうような設問に対して、フツー、「どういう○○を採用すべき」かについて、プロモーション戦略を踏まえて解答すればいいだけだ。

ところが、この診断士試験の二次試験というヤツはどうも解答の仕方に決まった形があるようなのだ。診断士試験界では、それを「解答フレーム」と呼ぶらしい。このフレームに沿った解答をすることで「間違えない解答」が目指せるらしいが、こういうところが独学のデメリットなのだろう。

 

こういう“お作法”を知らない著者は、いくら解答しても模範解答に近づくはずもないわけ。だからおかしいなぁ、おかしいなぁとか考えているとどうもこういった解答フレームが世の中に蔓延しているらしいことを知った。

たとえば、先の例でいうと、解答フレームは、

採用する戦略は○○戦略である。具体的には(誰)に、(何)を、(どのように)行うことで、××のような効果が期待できる。

という感じ。

ぶっちゃけ、当てはめていけばいいわけ(笑)

 

もっとも一次試験終了後に入手した「全知全ノウ」にも書いてあるし、ふぞろいにも似たような記載がある。もう少し大々的に書いて欲しかったな(笑)

 

 

もちろん、3週間も二次試験対策をやってきたわけで、解答するための切り口などはアタマに入れていたつもりではあったが、ただ細かいところまでは知識が不足していたような気もする。

このように自分の出来ないところを分析して、次に活かすやり方は一次試験で学んだことだ。弱みは強みで補強する。弱みを理解した上で、強みを活かして勝つ。

 

以降、こういった知識をもアタマに叩きこんだ上で事例演習を行うようにした。

どうやら9月はそういう月になりそうだ。事例Ⅳもガンガン解きはじめたいところだがもう少しイケカコやりたい。

 

終わる8月、8月を感じずに終わる8月は初めてかもしれない

8月が終わる。今年の8月は夏を感じずに終わろうとしている。

8月・・・。遅かった梅雨明けであったが、夏らしく晴れた日に一次試験が行われた。試験会場はなかなかに快適であったので猛暑だったということを感じなかったのは、運営、法務、情報の難しさに打ちのめされた感が強かったからかもしれない。

当試験のよいところは一次試験の翌日に正解と配点の発表が公式にあるところだ。

だから言われるがまま、自己採点する。そういう8月だった(笑)

 

一次試験の結果が分かると二次試験の対策が始まる。初めての山の日に夏セミナーに出かけた。この日も暑かったんだっけな。懇親会のビールがおいしかった。

夏セミナーで(さらに)モチベーションが向上したので8月はずっと引きこもって勉強を続けた。ま、正確に言うと、懇親会である人と話ができたからやる気が倍増したんだけれどね。早くこの世界に入ろうと、思うと頑張れそうな気がした。

 

そんなわけで8月は家庭菜園的活動を何一つしていない。

だからメインブログの更新が出来ていない。

 

8月にやったこと。

・イケカコ

・20年度から事例Ⅰ~Ⅲを解き始めた

・事例Ⅳの第1問のタテ解き

・8/26からふぞろいを活用

 

9月にやること。

・ふぞろいをボロボロにするまで読みこむ

・イケカコの繰り返し

・事例Ⅳに着手

 

 

模試、どうしようかなぁ。この部分だけ決めかねている。決めかねているなら受けないほうがいいかもね。カネかかるし。先達に聞けば受けたほうがよいというに決まっているし。もう少し考えよう。

 

 

この8月は一次試験を突破できたという意味で記念に残る年になるはずだ。そんな8月に感謝しなくちゃいけないな。

【感謝ポイント】

大正大学。試験会場だった。昨年の早稲田よりも時間的にも距離的にも近かった。それにキレイな施設だったし快適だった。

②夏セミナー&懇親会。大崎駅界隈で行われた。キレイな街に感謝。セミナーを運営してくださった7代目に感謝。6代目の○○さんに会えたし会話も出来た。それにも感謝。

③全知全ノウに感謝。イケカコに感謝。イケカコは思ったよりも難しくないぞ?

④一次試験突破を喜んでくれた勤務先の元社長に感謝。早く奢ってね(笑)

⑤試験日当日、遅延しなかったJR線に感謝。

⑥こっそりと支えてくれた細君に感謝。愛犬ロクロウにも感謝。

⑦一次試験向けの教材とファイナルペーパー、石川秀樹先生に感謝。簿記にも感謝だ。

⑧法務は苦戦したけれど、ビジ法2級にも感謝。

 

 

二次試験を突破して、同じように支えてくれた皆に感謝したい。

 

 

吉田兼好は、かく語りき

先日、ある方からアドバイスをもらった。

それによると、

過去問は新しい年度からやるのがよい

とのこと。

かの吉田兼好も先達の言うことは言うとおりにするほうが良いと言っていたのでそれに従うことにした。

 

ってか、そもそも過去問を新しい年度から始めるのが良いということは知っていた。だがそれを鵜呑みにして“言われるがまま”に自分の勉強方法と反するやり方をしたことで一次試験敗退した経験があったのでまずは自分の納得いくやり方でと思ったのだ。

 

確かに古い順から解いていくと模範解答らしきものを探索するのに時間がかかる。また、その解答にいたるプロセスが大事なのに字面だけ「書けている」「書けていない」というジャッジだけをしていても意味はない。

それに二次試験まで残された時間は少ないのも事実だ。だから先達者の言うことは聞くべきだろう。

古い順に解きながら「早くふぞろいで確認したい」と思っていた。

そんな矢先、ある合格者の方からアドバイスを受けたのでさっそく新しい年度のものから解き始めるようにした。8/26のことだった。

 

確かに与件文にちりばめられているはずのヒントが少ないように見えるし、昔の過去問とは傾向が異なる感じもする。特に事例Ⅰなどは類推を駆使する設問が多いようにも思える。

 

「作問者の意図を当てるゲーム」だ分かっていても主催者はゲームの難易度を上げてくる。それにカンタンに解けるゲームは面白みがない。

 

ま、そうカンタンに解けるようになるわけがないよね。

 

と心の中ではそう理解しながら忸怩たる思いもある。人間が作問した問題なら人間が解くことができる。人間が考えたアルゴリズムなら解読できないものはない。

事例は実際の診断の手順なのだ、と言われても初学者にはイメージが沸かない。でも国が認める診断手順なのだからそれに乗ってみようではないか。

 

 

幸いにもふぞろい8と9が手元にある。

事例を解きながら、時間を割いてふぞろいを熟読。

8月は事例に慣れることができた。有効なアドバイス(そう思っている)ももらった。

だから9月はふぞろいを駆使した「復習」に時間を費やしてみよう。何か得られればそれに越したことはないし、何か手がかりが掴めるかもしれないからね。

 

 

そうそう、模試、どうしようかなぁ??

 

 

点数を積み上げるのではなく、点数を削られないように書こう

23年度の事例Ⅱで

「B社は市場浸透戦略を採用した」とかいう設問があった。

アンゾフの成長マトリクスを意識しているのだろうけれど、市場浸透戦略だから、現在の市場でいかにシェアを上げていくかという戦略で、既存顧客への販売量増加と潜在顧客の掘り起こしが中心であり、販売促進や顧客サービスの充実、商品ラインの充実などが中心となるわけで、
 ① 顧客購入量を増加させる
 ② 競争企業の顧客の誘因
 ③ 非使用者の説得

が主な戦術になるはず、と考えた。

中小企業診断士試験だから、大手競合と真正面から戦うわけがない。第一、戦ったって勝てない。競争戦略の主たるは「競争しないこと」が戦略なわけだ。

つまるところ、そういった中小企業ならではの戦略に沿った解答を書かないと点数が取れない試験なのである。

 

教科書どおりに、というのはこういうことだ。

 

事例をいくつか解いてきて分かったけれど、

点数を積み上げようとするのではなく、

点数を落とさないように書こう、

とすることこそ、大事なことなんではないか、少なくとも二次試験を突破するために必要なスキルはそれなんではないかと思うようになった。

 

 

いやいや、実は、合格者の再現答案を眺めていて

「あ、この程度でOKなんだぁ」

「あ、格好つけて書かなくていいのか」

とか

「ありゃ、ここまで書ければいいのか」

とかそういう感想が多いんだよね。

もちろん限られた80分という時間の制約もあるわけだし、当日の緊張感の中で解くのは相当なプレッシャーに違いないからそういう解答になってしまうのではないかなと思う。

もっとも、合格者の再現答案が正解の答案に近いわけだが、必ずしもA評価の答案とは限らない。だから過信は禁物なんだが、ある受験校のウェブに再現答案として掲載されている以上、正解に近い解答をチョイスして掲載している(そう、勝手に思っているだけ)だろうからまったくデタラメな解答ではないことになる。

55~60点くらい?

みたいな印象で眺めている。

 

出来ることなら多面的な、総花的な解答が書けるようになりたい。そうすれば点数がゼロではなくなるからね(笑)

 

残された期間は2ヶ月弱。

 

どこまで仕上がるか、ワクワク。