自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

一週間前の今日、台風とともに本試験がやってきた

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また台風が来ているけれど、今年はなんだかおかしい。まるで診断士の二次試験みたいだ。

 

・・・と思っているかどうかはともかく。

 

 

実際に試験と対峙しているときは、確かに傾向は違うかもしれないけれど、コンサルティングしているんだという意識は持てていた。傾向が異なると、積み上げてきたものがガラガラと崩れる音が聞こえてきて精神的に動揺するのだ。

 

「これがホンマのゆさぶり、か」

 

なんて思う余裕もなかったけれど、精神的に崩れない、諦めないことを第一にそれぞれ80分の“面談”時間に臨んだ。

 

ともあれ、今年は1問あたりの、記述する文字数が多いなという印象と、だから設問数が少ないなという印象があって、さくっと回答出来る問題が少なかったように感じた。

 

逆に事例Ⅰは例年よりも20文字くらい多くね? と思ったし、

事例Ⅱと事例Ⅲは設問数が少ないと思った。

事例Ⅳは計算過程を書かせる問題がなかった。

楽しむ余裕なんてなかった。あんな極限状態で楽しむことなんて出来ない。事例Ⅰなんて記述する際には手が震えたんだから。

 

 

・・・とはいえ、やっぱモヤモヤするもんなぁ

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受験校では模範解答らしきものをHPで公開するようになってきた。

各事例の模範解答は見る気にもならないが、総評だけは目を通す。

 

難化した?

傾向が変わった?

 

ま、いろいろ書かれている。どの受験校も事例Ⅳは難化したと書いており、その点は同感。そういうものを見たりしながら一喜一憂している、二次試験後1週間ほど経過した受験生の今日この頃である。

 

そういうのを見れば見るほど

「よっしゃぁっ!」とか

「がっくり」とか

「がーん」とか思う。なんとも心臓に悪い。

 

診断士試験のことはしばらく忘れて、とかいうけれど忘れることなんて出来ないしね。よいニュースを探したり、自分の粗が見えたり、なんともいえない日々を過ごしている。

 

 

覆水盆に返らず、だから

だから著者は考えることを止めた。

もう終わったことだし、万が一今年ダメなら、そのときはその時に考えればよかろう、と。

 

まずは明日からのタマネギ栽培の準備に専念することにしよう。

 

 

きっと今年の試験は難しかったんだ。そう嘆くこともあるまい。

 

だから条件は他の受験生と一緒だし。
今年は難しかった、でおしまい。
再現答案を作って、これで一旦リセットしようじゃないか。

 

 

さ、タマネギ、タマネギ、と。

 

 

満点を狙いに行った事例Ⅳ。だが、それは儚く崩れ去り

事例Ⅳは満点を狙いにいった。少なくとも試験前にはそう考えていた。
しかし、試験開始後、問題を眺めたとき、方針を変えた。「耐えよう」と。
そして足切り回避で、1点ずつ点数を積み上げていくべきだ、と思い直した。

 

最初のゆさぶりは経営分析だった。与件文に明確な根拠はないのは最近の傾向だったが、指標のうち優れているのを③に書くこと自体、例年とは違った。
あまり経営分析に時間をかけるのは得策ではなくさっさと仕上げようと思ったが、苦戦を強いられた。
感度分析と損益計算の問題。迫る時間の中で確実に解けた実感がない。これで焦り。精神的にやられそうになった。
差額キャッシュフローの問題。意思決定会計になだれ込むパターンのやつ。これも出来た実感はない。心が折れそうになった。ヤバい。
最後は記述問題。なんとか3問書ききった。


見直し中、間違いを見つけて修正できたくらいしか覚えていない。
アタマん中真っ白だった。
精神的に、心が折れかかった。

でも耐えた。一年間の苦労を思ったら、最後まで諦めずにやりきろうと思った。それしかやれることがなかった。

 

半分も取れてれば御の字だろう。

昨年の事例Ⅳは易しかったが、自分としては不出来だった。解釈の難しい問題で精神的にやられてしまい、それを引きずってしまったのだ。

今年はどうか。

今年の事例Ⅳは難しかったと言われているが、自分は解いてみせるという自信とそれを裏付けるだけの準備をしてきた。

 

だが、・・・。

だが、しかし、その裏付けをいとも容易くひっくり返され、ゆさぶられたのだ。


ヤバい、と思った。

変な脂汗が出てくるのが分かった。


しかし、なんとかしがみつき、粘ろうと考えた。諦めたら終わり、とはこのことだったのか。ここで退場するわけにはいかない。


とうとうゆさぶりに(勝てなくても)負けずに踏みとどまった。

空欄を作らず解き切ったからだ。

でもそれだけだった。

 

 

こうして二次試験を振り返るわけだが、「やっちまった感」しかない

二次試験が終わった。とにかく終わったのだ。終わった瞬間には「また一次からやり直しだ」と思うくらい落ち込んだ。
事例Ⅰは、昨年よりは手ごたえがあったように感じられたが、事例Ⅱにゆさぶられ、事例Ⅲにもゆさぶられ、事例Ⅳでトドメを刺された感じだった。
いかに精神的に折れないで「書ききるか」を試されているような問題だったように思えた。


精神的に折れては、つまりは諦めては負けだと思った。
だから事例Ⅱの「シルバー世代の生涯価値」の出題にも負けなかった。いかにも事例Ⅱ特有のベタベタした内容を書くことに終始した。
事例Ⅲのゆさぶりは「CNC木工加工機」そのものだったが、これもQCDの改善っぽく書いた。
ⅡもⅢも「課題の解決」を意識した記述をしたつもりだ。
だが、本当のゆさぶりは事例Ⅳに待っていた。

 

 

 

続く

 

 

忘れないうちに書いておこう

台風が近づき、前線を刺激して雨がひどく、電車が遅延することを見越して、試験会場には相当早く着いた。

試験会場は神田外語学院でJR神田駅から徒歩で2~3分の距離だった。

 

神田外語学院の中に入るのは初めて。前週の土曜日には下見を済ませていたので最短距離で到着することができた。

 

 

会場内は30名ちょい、40名いかないくらいだろうか。

その中は男性ばかりで女性はわずか1名だけだった。

 

試験監督者は1名は女性で、1名は男性だった。女性は人のよさそうな方で、男性は大柄な、いかにもドンくさそうなタイプの男性だった。診断士になったけれど、でも、・・・というタイプに見えた。

 

つづく

 

 

 

 

 

とにかく「終わった」二次試験

首都圏は台風前の雨がひどかった。

そんな中で臨んだ二次試験だったが、いろんな意味合いを含めて「終わった」。

 

一夜明け、思うのは

 

全力は尽くした

 

の一言。あのときあーすれば、とかこのときこーすれば、とかいう後悔はなく、もう一度臨んだところで結果は同じだろうなと思える。事例Ⅳの試験終了後の疲労感は半端なかった。帰り、駅までの道のりは徒歩で2分程度であったものが5分以上かかったと思う。帰りの電車の中、試験のことを思い返せないほどの疲労感。とにかく休みたかった。

 

その日のうちに再現答案を作れとかいろんなハナシが飛び交っていたが、正直、そんな気持ちになれず、とにかく一刻も早く眠りたかった。

 

 

とにかく二次試験は終わった。

一年近く準備を続けてきた、その二次試験が終わったのだ。

 

 

事例Ⅳが終わったとき、こうも思った。

 

「こりゃ一次試験からやり直しだ」と。

「どうすれば合格できるんだ?」とも。

そう考えると体が重くなった。だから足取りが重かったのだろう。

 

***

今朝は台風の影響でバタバタしている。

電車も動いていないし。

自分も、まだ、動けない。

 

あと2週間弱ですな

久しぶりの更新。

 

ろくすっぽ更新もせずに1日2事例ずつ、地道に事例と向き合ってきたからだ。

 

残すところ2週間もない。

昨年は残り3週間の追い込みが全然やれずに準備不足で臨んだ本番。なんとか時間内に解き切ってみたところで合計点に届かず無念の敗退。考えてもみれば当たり前だったような気がする。

 

今年はそのような二の舞はごめんだから、

昨年と同じ轍を踏まず、

平日2事例、土日祝日4事例を解きながら、

毎回事例をやるたびにテーマをきめて向き合う。

今日は70分で解く、今日の事例は消しゴムを使わないで解き切る。今日の事例は・・・。

 

 

この夏から強化してきた事例Ⅰ~Ⅲの設問解釈。記述すべきキーワードもしっかりと入れられるようになった。

また桜咲くころ、春から強化してきた事例Ⅳ。経営分析、CVP、NPVといった頻出論点はもちろんのこと、プロダクトミックス、デシジョンツリーもスミからスミまでやってきた。

(多分出ないと思うけど)CF計算書の投資CFの出し方までみっちりとやったし、取替投資も差額原価も割引計算もみっちりとやってきた。

 

あと2週間弱。

やり続けてきたことを再度確認し、特に事例Ⅳの計算過程の記述問題への対応を固める。何を書いて何を省くか、何分かけるか、など。

 

 

昨年とは手ごたえが違うし、やりこんだ事例の数も違う。

開眼も迎えたし、事例Ⅳなど楽しみで仕方がない。

 

もっともゆさぶり問題はでるだろうし、時間に追われるんだろうけれど、全力で回答(解答ではなく)してくるつもりだ。

 

 

 

でもね、やはり不安。

心配は尽きぬ。だから事例を解きたくなる。事例を解く。

 

 

昨年だったか、当ブログにコメントを下さった方から叱咤激励を受けた。苦しいと思うとき、そのコメントを覗く。苦しいとき、自分がなぜ診断士を目指し始めたのかを考える。寝る前に、愛犬の散歩中に。

 

 

昨年と同じことはすまい。

昨年と同じなら成長なし、進歩なし、前進なし。

そう思ってやってきた。

 

試験は結果がすべてだから当日ベストを尽くせるかどうか、だ。

 

あともう少し。

今日も明日も事例に向き合うとするか。

 

例のやつが届きました

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そう、受験案内。

昨年の二次試験に不合格だった人に配布し、

今年も受験料を振り込んでね

と囁く書類が入っているやつ。

 

29年度の一次試験の発表は9月に入ってからだから今から申し込めるのは昨年苦杯をなめた人たちの特権なのかもしれない。

 

***

二次試験に向けての学習だけれど、今のところは順調に進んでいる。昨年と違うところは今年は確固たる方針を持って学習できている点であり、目的的に対策を講じることが出来ている点だ。

 

昨年は、

①出題傾向を把握するのに時間を要した

②過去問と向き合うが、ただ解くだけ

③いろいろな情報を収集するも情報の取捨選択が出来ず

④80分で解くことすらままならない

⑤10月の直前期の追い込みが不足

という反省点がある。これらを踏まえて、今年は同じ轍を踏まないように学習を進めているという次第。

 

今年は、

①事例4の対策を年度別・論点別などにわけ、早めにめどを付けた

②80分で解くための手段を確立できた

③与件文から拾うフレーズに過不足がなくなりつつある

という点が昨年と全く異なるところだ。

 

でも、完璧を期すためにまだまだぬかりなく学習を進めるつもりだし、事例1〜3である一定のめどを付けたら再度事例4に戻り、直前期まで徹底した仕上げを行うつもり。

 

 

というわけで早朝から勉強しまーす。

財務会計・情報が易化、経営・運営が難化。全体としては例年並みに

今年の一次試験の様子が見えてきました。

以下はTACのリサーチ結果。

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特徴は、

財務会計平成27年度に匹敵する易しさになったこと

②企業経営理論が難化したこと

③情報が大幅に易化したこと

である。

全体的には昨年よりも良化しているように見えるが、昨年が異常に難しすぎたわけで、例年並みに戻ったという評価が正しいのだろう。

それにしても「やりすぎ感」が否めないのが著者だけだろうか?

 

昨年は合格基準の弾力化が行われ、全体の60%から59%に緩和させた大失態を犯した。さらに情報で4点のかさ上げという失態まで行った。その反動から情報は易化したのだろうとTACでは分析しているようだ。

 

 

来年は財務会計が難しくなるんだろうな、と予測。難しくするには会計規則を出題すればいいし、NPVも出せばいい。

経営と運営が難しくなったのが気になるなぁ。これ、いつまでも続くのかな?

 

意外なのは法務の点数が昨年とあまり変わらなかったことだ。

自分があまり得意ではないからかもしれないが、そんな著者でも今年の方がカンタンに見えた。

 

やはり一次試験突破の戦術は7科目を同時に受験することにありそうだ。

科目間の難易度の変動がありすぎて、科目免除はリスクがありすぎる。

 

二度目の夏セミナーに行ってきました

先日、某受験支援団体が主催する通称夏セミナーに参加した。

二度目の参加だったからもうそれはベテランみたいなもので恥ずかしいったらありゃしない。早く受講する側ではなく主催する側になりたいと思った。

 

昨年同様、セミナーは大崎で行われた。昨年と異なるところは、昨年は西口で今年は東口だったことだ。

 

内容的にはほぼほぼ昨年と同じ。言っていることも構成も台詞まで昨年と変わらなかった。ただ、今年は一つだけタメになることが吸収できた。

 

 

で、さっそく、翌日から実践している。

まだ準備段階ではあるが、この方法は昔やってことがある方法だ。

どうしてこの方法を思い出さなかったのだろう?

 

 

***

10月の二次本試験に向けた準備は順調だ。

今年は何もかも順調に進んでいて精神的にも脳みそ的にも不安感が少ない。後は初見の問題に対する時間的対応のリスクを減らすために準備しているコトを仕上げさえすれば準備万端。

基礎的な学習は進んでいるし、財務会計も納得いく勉強ができている。

あとは、今準備中の手法で、①組織人事、②マーケティング、③生産、の3事例に手応えを感じるようになれば、先が見えて来るような気がする。

 

 

先日赴いたセミナーの中で合格者の知り合いに

「去年とは顔つきが違う。今年は大丈夫そうだね」

と言われた。

 

 

これを糧に、慢心することなく進めて行きたい。

 

いよいよ椅子取りゲームが始まる

この数日間は、29年度の一次試験も解答と配点の発表があり、悲喜こもごもの数日間 だったといえる。

問題の開示が一日遅かったような気がしたが、問題をパラパラ見てみると、

・経済学 → 昨年よりも易化した気がする

財務会計 → 昨年と同じような難易度にみえた

・企業経営 → うわさでは難化とのことだが・・・?

・運営管理 → 昨年と傾向が踏襲されたような感じだが?

・法務 → 確実に昨年よりも易しくなっている

・情報 → 昨年とは雲泥の差だ

・中小 → どうも暗記は苦手だ

という感想だった。

まともに受験していたら合格点が取れただろうかと心配になった。

二次試験に特化していると、一次知識の多くを忘れてしまう。今回は一次試験を保険受験しなくて良かった。自分のことだから二兎負うもの、になっていたに違いない。

 

ちなみに財務会計を(勤務時間中に目を盗んで)解いてみた。

結果は80点だった(笑)

 

 

んー、出来ることならもう一次試験は受けたくない(汗)

 

 

二次合格に向けた椅子取りゲームが始まる。

 

 

一次試験終了。自分の場合はこうだった

一次試験を受験した方々、お疲れ様でした。著者にも経験がありますが、初日はともかく二日目には「早く終われ」とか念じていたものだ。7科目目が終わると疲労困憊で早くビールが飲みたいと思っていた。

著者は二度の一次試験の経験があるが、二度目の一次試験は科目免除をしていたおかげでフルで受験することはなかった。それでも披露度は負けず劣らずで合否はどうであれ、試験が終わると今日はもう休みたいとしか思えなかった。

翌日、月曜日の10:00には協会から模範解答が発表される。だから正解を書き写した問題用紙片手にPCの前で手を震わせながら自己採点した。

 

一年目は、経済学×、財務会計×、企業経営理論○、運営管理○、経営法務×、情報システム×、中小政策○、という結果で、最初の経済学を終えた段階で「終わった感」があった。さらに最も易しかったといわれた財務会計で科目合格すらとれなかった事実が自分を滅多打ちにしたのだった。
3科目の科目合格があってもそんなのがあったって落ちたのと同じ。自己否定された気になってずいぶんと情けない気持ちがした。

 

当然に、不合格が分かった翌日から学習を再開した。
「自分はバカで器用じゃない。だからいろんな情報の言いなりになってはいけないんだ。自分の合致した学習法を、自分で見つけないと次へ(二次試験)はいけない」と考えた。

 

事実、自分はたいしてアタマもよくないし、学歴だってただ大卒の肩書きがあるだけ。それが何ったってんだ? 合格出来ないんだから自分は努力するしかないんだ。

自分には戦略が足りなかった。
いろんなウェブか何かで得られる情報のいいところだけを鵜呑みにして
①過去問から始めよう。
②過去問で出来なかったところを理解しよう。
③効率よく勉強しよう。
④アウトプットを中心に。
とかいう自分に合わない学習方法で勉強を続けた結果、不完全燃焼感と納得できない感を持ち続けたまま本番を迎えた。結果は惨敗。

 

だから自分の弱点は分かった。

ちまたの情報がどうであろうと自分は自分の強みを活かし、弱みを潰していくしかないと考え、自分独自の学習スタイルを模索することとなった。

 

自分は体系的に進めていかないと理解が進まないタイプ。
だから過去問中心に、出たところを重点的にやろうと思っても前後が分からないし、点と点が理解できても意味不明だし、応用できないことを知っていた。
そこで、経済学については「石川の経済」を一年間かけてたっぷりやることにした。効果はバツグンだった。5月のLEC模試も7月のTAC模試も本試験も高得点をたたき出すことが出来た。

 

次は財務会計だ。診断士試験を目指そうと考えたとき、一番ネックになるであろうと考えた財務会計。体得を中心に体で覚えたつもりだったけれど、通用しなかった財務会計。こうなったらT○Cは不要だといっていた簿記をやるしかないと考えた。結果、その考えは奏功した。

まずは簿記3級。次に2級。これで点と点が繋がった。これで過去問が理解で解けるようになった。やはり自分は「急がば回れ」なんだ。だって器用じゃないし、賢くないもの。

 

こうして翌年のGWあたりまで経済学と財務会計に注力し、残りの法務と情報は足きり回避に全力を注ぐことにした。もっとも法務は直前までビジネス実務法務2級対策を行い、民法分野を強化した。

しかし、思った以上の点数は法務も情報も取れず、経済と財務の貯金によって合格点に滑り込むことが出来たわけだ。

 

 

***

今回、一次試験はパスしている。

二次試験に全力を注ぐため。合格すればこの選択は正しかったといえるだろうし、不合格なら再度一次試験からチャレンジしなくてはならない。どっちにしても自分の意思決定だ。成功するも失敗するも自分の度量と器量の範囲内だからね。

 

二回目の一次試験を運よく(?)パスした著者は二次試験の対策を開始した。夏のセミナーに参加したが、分かったような分からないような感覚で8月が終わった。

与件文を読み、設問に答えるだけなのにどうして難しいのだろう?

これまた(反省すべきことだが)いろんな情報を得る余り、自分の中でこれっていう軸をもたせることが出来なかった。解き方のスタイル(お作法とか言ったりします)も時間配分も確立せぬまま迎えた本番。そう、「開眼」しないまま本番へ。

 

本番は出来たような出来なかったような・・・。

合否は神のみぞ知るって感じだった。

 

結果はやはりダメ。CAABのBだった。

 

試験当日まで80分で解いた試しがなかったし、直前期の3週間ほどはほとんど勉強できなかった(言い訳)。それでもベストを尽くしたけれど、力及ばず惨敗。得点開示したら7点不足していた。

 

7点だけ?

 

ではなく、

 

 

7点も、である。

 

まったくもって一次試験のときに経験したことが生かせず、二次で敗退。

自分のやり方を確立しないと何をやってもダメに決まっている。そう理解できなかった自分。どうしてだろう?

 

***

こうやって文章にすることで自分を戒めている。

 

 

 

今のところ二次試験向けの学習は順調に来ている。

ここに来てなんとなく掴みかけているが、まだ「開眼」とはいえないな。

でも事例Ⅳはほぼほぼ仕上がりつつある。ほんと、なぜ昨年の事例Ⅳは57点の「B」だったのだろう? と思うくらい。

※もちろん、57点だった理由は分かっていて、その大問が全滅に等しかったから。残りはほぼ満点だったから。

 

 

一次試験の終わった翌日から二次試験が始まる。

 

 

残りあと11週間

2014年の夏。中小企業診断士試験を受験しようと思い、学習を始めた。試験について調べていくと、試験は2日間あり、7科目あることが分かった。

経済学、財務会計、企業経営、運営管理、経営法務、情報システム、中小企業政策だ。

 

何はともあれ、一年後の夏に行われる試験目指して、1年間。勉強を開始した。

 

 

***

実際に一次試験を受験したのは2015年の夏だった。このひと月前に行われた模試を受験する前までは一発合格するつもりでいた。

しかしながら模試を受けてみたら惨敗。本番も惨敗。3科目の科目合格という体たらくに終わった。

勉強したつもりになっていた。それに満点を取るつもりだった。そう、戦略がなかったのだ。

 

試験終了後は負けた理由を考え続けた。

 

 

***

2016年夏。再度一次試験を受験した。

今回はしっかりと戦略をたて、それを実行すべく戦術レベルでも入念に準備を重ねた。

結果、一次試験は突破できた。

でも、二次試験で負けた。7点差の惨敗であった。

 

 

***

二次試験に落ちた理由を探した。探しまくった。どうしてダメだったのか、何が足りないのか、必死に考えた。

初めての二次試験。とにかく必死だった。負けた理由を外部に求めるならいくらでもあった。でも二次試験を突破するには負けた理由を内部も求めなければならない。

得点開示請求したら、事例1と事例4がダメだったことが分かった。

事例Ⅰがだめ? これが意外だった。

事例Ⅳは当日の感触からして「いかん」と思った。

事例Ⅰであと7点とれていれば・・・、とか事例ⅣのCF計算書でミらなければ、とかさんざん後悔した。

でも後悔しても先に進めなかった。

 

 

 

***

2017年2月から徐々に勉強を再開した。

実施にエンジン全開で学習を再開したのは6月からだった。

初心に返って事例と向き合う。

事例Ⅳは徹底的に基本からやり込む。自分は財務会計は苦手ではない。むしろ得意な方だ。だからフツーに能力を発揮すればいいんだ。

 

そうして8月を迎えた。残り12週間。今年はなんとしてでも・・・。

 

 

いよいよ来週、一次試験

著者は今回一次試験を受験しない。

二次試験に向け、捲土重来を期した訳だ。

保険受験、というのも選択肢にあったけれど、保険受験は止めた。

 

10月の二次試験がダメだったら来年は一次試験から受け直すことになる。そう思うと何が何でも二次試験を突破しなければ、だ。7科目の勉強は大変な労力だからだ。

 

 

その一次試験が来週に迫る。

経営法務と情報、この2科目がどういう出題になるか興味深い。