自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

第31話 経済学・経済政策⑦ 石川の経済

今回は「逆選択」から。逆選択はアドバースセレクションともいうが、契約前に起こる情報の非対称性が原因で発生する。

アカロフのレモン市場、「悪貨は良貨を駆逐する」、自動車保険への加入など具体的な例で考えてみるといいかも。
モラルハザードについて。これは行動に関するモラルリスクで、契約後に発生する。
自動車保険に加入したドライバーが、十分な注意を払って運転しなくなってしまうことや、生命保険に加入した人が不健康な生活をするとかいったものだ。本試験ではモラルハザードに関連した金融システムの問題が出てきたっけな。バングラデッシュのマイクロクレジットだっけな。確か平成22年度。この年の経済学は超難問揃いだった。
公共財、費用逓減産業。
公共財は定義だけ。費用逓減産業は水道・ガス・電気など、初期に巨額の投資を必要とし、平均費用が逓減していくような産業で、インフラ産業に多い。ここでのポイントは価格規制の部分になろう。限界費用価格規制、平均費用価格規制、二部料金制といったところだ。限界費用価格規制は、限界費用=価格となるように供給量を設定する。逆に平均費用価格規制の場合は、平均費用=価格となるように供給量を設定する。二部料金制は限界費用を従量料金として課すが、それでも赤字分が発生するので、その部分は基本料金として消費者に負担させるというもの。

ここまででスピ問のミクロが終了した。

経済学のスピ問は良問なんだろうけれど、本試験でのリアル感はないなぁと思った。スピ問を利用しつくす、という意味ではまだまだだ。
それにしてもミクロは苦手意識があるなぁ。
いずれにしても経済学は得点源にしたいと思った。
まだ知識が点の状態であり、点が線に、線が面になっていないのではないかと思っている。本試験ではあと2マーク、すなわち52点で撃沈したのだが、その理由はそういうところにあるのではないかと思っている。

だから経済学について本試験終了後、石川の経済で学びなおしている。