自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

第89話 経営情報システム① うんざり感満載ですけど

さて、
さて、6科目目の『経営情報システム』です。いわずもがな、情報技術に関する科目です。最初から苦手感満載でした。コンピュータについては苦手なほうではないと思いますけれども、どうも苦手意識がぬぐえなかったという記憶がありますね。今でもそうです。はっきり言いましょう。苦手です。いや、キライです、この科目。
過去問をやっていると、新しい年度になるにつれて点数が悪くなっていくんですよ。なぜって、知らない論点が出まくるからです。
診断士試験はいわゆるSEの受験者が多いと聞きます。SEが診断士を目指すのがよく分からないけれど、なぜかSEが多いんですって。SEはその道のプロだから、経営情報システム程度の問題ならお茶の子さいさいなんだろうけれど、そのSEでさえ近年は得点出来ない問題が出ているらしいということで、しり込みしてしまった感が否めません。
ということで、経営情報システムのレビューを始めるのですが、2015年1月12日からスピテキを用いた学習を開始し、同年2月1日に終えています。1年前くらいの出来事ですね。学習当初は新しいことを吸収できて楽しく出来ていましたが、後半のあたりから“うんざり感”が出てきたことを覚えている。
その頃を思い出しながら、かつ模試の惨敗感を思い出しつつ、本試験のあと一歩、2マーク取れば合格できたのに、という後悔の念を思い出しながら、モチベーションの維持とそのさらなる向上を目的に振り返ってみようと思います。
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経営情報システム(以下、情報)はアルファベット三文字の横文字が多く登場する。中には同じアルファベット三文字なのに正式名称も意味も異なるといったものが存在する。まず最初にこのアルファベット三文字の多さに辟易する。我慢、我慢、と言い聞かせながらやるんだけれども、それでもうんざりする。

スピテキは、テキストに登場する情報技術用語の説明から始まっている。このあたりは現代を生きる我々はには知っていることばかり。だからそのまま読み進めた。で、テキストは「コンピュータの5大装置」という節に入る。

1.5大装置
 5大装置とは、入力装置、出力装置、記憶装置、演算装置、制御装置の5つのこと。
入力装置、出力装置、記憶装置を併せて周辺装置と呼ぶこともあり、演算装置、制御装置を併せてCPU(中央演算処理装置)」ということがある。

 ●入力装置 → マウス・キーボード、タッチパネル、スキャナなど
 ●出力装置 → ディスプレイ、プリンタ、音声応答装置
 ●記憶装置 → 主記憶装置と補助記憶装置
 ※主記憶装置 → メモリ
 ※補助記憶装置 → 磁気ディスク、光ディスク、SSD(メモリスティックなど)
そもそもコンピュータは、データおよび処理命令が主記憶装置に記憶されている。制御装置の指示で、主記憶装置に記憶されたデータおよび処理命令は、演算装置に転送される。演算装置では、処理命令に従ってデータを処理し、制御装置の指示でその演算結果を転送させて主記憶装置に記憶させる。主記憶装置に転送された演算結果は、制御装置の指示で出力装置に転送されて出力される。

2.バス
 バスとは、各機器が共有するデータ伝送路のこと。CPUや主記憶装置などを結ぶ伝送路はシステムバスといい、データおよび命令の転送を管理する。1台のPCにはいろんなケーブルがあって、そのケーブルもすべて同じ形をしていない。だから用途に応じてバスが異なるというわけだ。ディスプレイにつなげるバスには専用のバスが、キーボードやマウスなどを接続する入出力バスが用意されている。

3.CPU(中央演算処理装置)
 コンピュータの頭脳。演算装置と制御装置を持つ。CPUは Central Processing Unit の略でCPUを評価する指標には次の3つがある。
MIPS( Million Instructions Per Second )
 1秒間に実行できる命令数を百万単位で表したもの
FLOPS( Floating point Operations Per Second )
 1秒間に実行できる浮動小数点演算の数を表したもの浮動小数点演算は主に科学技術計算で用いられる。
CPI( Cycles Per Instruction )
 1命令を実行する際に必要となる平均のクロック周波数を表したもの。値が大きいほど演算処理速度が速い。
クロック周波数には、内部クロック周波数と外部クロック周波数とがある。

 ●内部クロック周波数 → CPU自体が処理を行う頻度
 ●外部クロック周波数 → CPUと主記憶装置などを結ぶ伝送路の動作周波数

CPUは高速化が求められているが、そこにはいろんな仕組みが採用されている。
1)パイプライン制御
 CPUは命令読み込み、解釈、実行、結果格納といった手順で順番に処理されているが、これを並行処理することで高速化を図る。
2)マルチプロセッサ
 複数の処理装置(CPU)で、主記憶装置と補助記憶装置を共有することにより、並行処理を可能にしたシステム構成。
3)タンデムシステム
 複数のプロセッサを直列に接続したシステム構成。
4)マルチコアCPU
 1つのCPUに2つ以上のコアプロセッサを集積したCPU。
デュアルコアCPUは、1つのCPUに2つのコアプロセッサを搭載したCPU。クアッドコアCPUとは、4つのコアプロセッサまたは2つのデュアルコアCPUを搭載したCPU。


ほら、だんだんうんざりしてきたでしょ?