自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

経済学・経済政策【平成20年度 第1問】

【平成20年度 第1問】
次のGDPに関する文章中の空欄A~Dに入る最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

生産面から見たGDP、分配面から見たGDP、支出面から見たGDPが( A )に一致することを「三面等価の原則」という。このうち、生産面から見たGDPは各生産段階における( B )の総計に等しく、支出面から見たGDPは( C )と呼ばれる。
なお、GDPから固定資本減耗を差し引いたものを( D )と呼ぶ。

〔解答群〕
ア A: 事後的  B: 中間生産物の価値  
  C: 国内総支出  D: 国内純生産
イ A: 事後的  B: 付加価値  
  C: 国内総支出  D: 国内純生産
ウ A: 事後的  B: 付加価値  
  C: 国民総支出  D: 国民純生産
エ A: 事前的  B: 中間生産物の価値  
  C: 国内総支出  D: 国内純生産
オ A: 事前的  B: 付加価値  
  C: 国民総支出  D: 国民純生産

 

 

まず三面等価の原則については、各支出を無理やりに一致させているから事後的に一致すると言っていたな。だからエとオは消えた。
生産面から見たGDPは付加価値の合計なんだから、アも消えた。
そもそもGDPとは“国内総生産”なんだから、そこから固定資本減耗をさっぴけば、“国内純生産”しかないもんな。
よって、正解は、イ である。付加価値は中間生産物をさっぴけばいいんだからね。GDPは付加価値の合計ですから。