自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

経済学・経済政策【平成21年度 第5問】

【平成21年度 第5問】
次の景気動向指数に関する文章中の空欄AおよびBに当てはまる最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

 景気動向指数は、景気の現状分析や見通し、景気の局面や転換点の確認を行う上で有効な指標である。このうち、先行系列は景気の予測に用いられ、( A )、東証株価指数などが含まれる。一致系列は景気の現状を見る上で活用され、生産指数(鉱工業)、( B )、中小企業売上高(製造業)などが含まれる。さらに、遅行系列は景気の局面を把握するために用いられ、常用雇用指数(製造業)などが含まれる。

〔解答群〕
ア A:稼働率指数(製造業)  
   B:新設住宅着工床面積
イ A:実質機械受注(船舶・電力除く民需)  
   B:稼働率指数(製造業)
ウ A:新設住宅着工床面積  
   B:実質機械受注(船舶・電力除く民需
エ A:有効求人倍率(除学卒)  
   B:実質機械受注(船舶・電力除く民需

 

 

 

 

 

だいたい、「新」とか付くのは先行系列であることが多いですな。
加えて、「実質機械受注(船舶・電力除く民需)」も先行系列であることを押さえておけばよいでしょうか。
一方で、有効求人倍率(除学卒)は一致系列です。除く学卒ですから、景気の局面と一致していると考えると良いと思いますね。なお、稼働率指数(製造業)は一致系列から外れました。
遅行系列では、ラチェット効果が働く家計消費支出や前年度の収入にかかる法人税が該当しますです。完全失業率は、人件費削減のリストラ策は最終手段ですから遅行系列ですね。
正解は、イ であります。