財務会計【平成20年度 第17問】
【平成20年度 第17問】
配当政策に関する説明として、もっとも適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 配当性向を安定化させる配当政策の場合、
1株あたり配当金額は毎期の利益変動によっても変動しない。
b 配当性向を安定化させる配当政策の場合、
1株当たり配当金額は毎期の利益変動により変動する。
c 1株あたり配当金額を安定的に支払う配当政策の場合、
配当性向は毎期の利益変動によっても変動しない。
d 1株当たり配当金額を安定的に支払う配当政策の場合、
配当性向は毎期の利益変動により変動する。
〔解答群〕
ア a と c
イ a と d
ウ b と c
エ b と d
さぁて、と。
コイツはやっかいそうに見えるな。
そもそも配当性向とは、当期純利益に占める配当の割合だ。これを踏まえればイケそうな気がするで。
そうすっと、配当性向を安定化させるということは、利益が増えても減っても同じ割合だけ配当するということだから a は正しくないな。むしろ利益が変動すると配当額も変わる。だから b は正しい。だとすると、正解は、ウorエだ。
1株あたり配当金額は、配当性向を固定すると変動するもんね。だから d が正しい。
よって、b と d が正しいので、エが正解だ。