自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

経済学・経済政策【平成23年度 第5問】

【平成23年度 第5問】
日本の金融政策に関する記述として、最も不適切なものはどれか

ア インフレ・ターゲティングとは、物価の安定を具体的な物価上昇
  率(消費者物価指数等)の数値で示すなど、金融政策の透明性
  向上のための一つの枠組みとして議論されたものである。
イ 金融の量的な指標に目標を定め、それが達成されるように金融
  緩和を行うことを「量的緩和政策」と呼ぶ。
ウ 準備預金制度とは、この制度の対象となる都市銀行などの金融
  機関に対して、受け入れている預金等の一定比率(準備率)以上
  の金額を日本銀行に預け入れることを義務付ける制度である。
エ 日本銀行中央銀行としての独立性を担保されているが、金融
  政策運営を討議・決定する会合(金融政策決定会合)では、財務
  大臣は議決権を行使することが出来る。

 

 

 

 

 

ちょっと時事的な感じがしますです。日経等経済面をよく読んでいれば分かりますね。
アはハイパワードマネーを増やして緩やかなインフレを目指そうというもの。
イは公定歩合操作による金利政策から資金量を増やす政策への切替ですな。
ウは支払準備制度のこと。
エは日銀の独立性の確保の観点から財務大臣等の政府関係者には議決権がないとされています。ま、本当に独立性が担保されているかっつうと微妙なところはあるけれどね。
よって正解は、エ である。