自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

財務会計【平成23年度 第2問】

【平成23年度 第2問】
 引当金への繰入れについての記述として、最も適切なものはどれか。

ア 偶発事象に係る費用または損失については、引当金を計上することは出来な
  い。
イ 将来の特定の損失であって、その発生が当期以前の事象に起因し、発生が確
  実に起こると予想され、かつ、その金額を合理的に見積もることが出来る場合
  には、当期の負担に属する金額を当期の損失として引当金に繰入れる。
ウ 将来の特定の費用であって、その発生が当期以前の事象に起因し、発生の可
  能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積もることができる場合には、当期の
  負担に属する金額を当期の費用として引当金に繰入れる。
エ 将来の特定の費用または損失であって、その発生が当期以前の事象に起因
  し、発生の可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積もることが出来る場
  合には、当期の負担に属する金額を当期の費用または損失として引当金に繰
  入れる。

 

 

 

 

 

 

 

引当金の意義について覚えていれば難なく解ける問題です。
選択肢を検討しましょう。
ア:偶発事象でも発生する可能性が高く、合理的にその金額を見積もることが出来れば引当金を設定することは出来ますね。偶発事象に係る費用または損失は引当金に計上出来ないわけではないです。
イ:損失だけではなく費用も引当金として設定できるため不適。
ウ:費用だけでなく損失も設定できるので不適。
エ:これは正しい記述。

以上により、正解は、エ である。