運営管理【平成19年度 第2問】
【平成19年度 第2問】
システマティック・レイアウト・プランニングに関する分析として、最も不適切なものはどれか。
ア P-Q分析
イ アクティビティ相互関係の分析
ウ 基準日程の分析
エ 物の流れ分析
SLPに関する知識を問うていますね。
工場の生産を効率的に行うためには、建物、設備、機械などの適切な配置と合理的な運搬・移動の管理が重要となります。レイアウトプランニングとは、工場における構成要素の適切な配置と流れを計画することです(構成要素とは、人・設備・機械・材料・倉庫・事務所・工具室などで、SLPではこれらを「アクティビティ」と呼ぶ)。 SLPはリチャード・ミューサーさんという人が提唱した工場レイアウトの汎用的なレイアウト計画法です。これは、レイアウトを構成する各々アクティビティの関連の強さによってレイアウトを合理的に設計する手法です。 一般に工場の規模は大きくなればなるほど、設備レイアウト作業も複雑化しますが、SLPは工場の規模に関係なく同じ方法で計画が可能という点が特徴。
基本的な進め方は、
①P-Q分析 ②物の流れ分析 ③アクティビティ相互関係ダイヤグラム ④スポペース相互関係ダイヤグラム ⑤レイアウト案の作成
という流れで進めます。
というわけで、ウ が不適切ですね。