自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

財務会計【平成25年度 第7問】

【平成25年度 第7問】
 損益計算上の利益が増加することに関する説明として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 生産コストが低減し、その他の条件に変化がないとすれば、利益が増加する。
b 生産量が減少し、その他の条件に変化がないとすれば、利益が増加する。
c 生産量が増加し、その他の条件に変化がないとすれば、利益が増加する。
d 販売量が減少し、その他の条件に変化がないとすれば、利益が増加する。


〔解答群〕
ア a と b
イ a と c
ウ a と d
エ b と d
オ c と d

 

 

 

 

 

 

ま、いっちょやりますか。
a:生産コストが低減し、その他の条件が不変なら利益は増加します。生産コストは費用だから、売上から費用を引いたのが利益。その費用が低減するのですから本肢は正しい記述です。
b:生産量が減少すると確かに変動費は下がります。しかしながら、固定費用を生産量で薄めることができなくなるので単位あたりの製造費は上昇します。それはつまり生産コストになるので、本肢は不適です。
c:生産量が増加すると単位あたりの製造固定費は薄まります。製造固定費はコストですからコスト低減。ゆえに利益は増加。したがって、本肢は正しい。
d:販売量が減少すると売上高が減少します。コスト等不変だと仮定しているので売上高が減少すれば当然に利益は減少する。よって不適。

以上により、正解は、イ である。