運営管理【平成19年度 第16問】
【平成19年度 第16問】
日々変動する需要に対して定量発注方式を用いる在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 一定の発注点と発注量に対し、需要量変動が増加すると、年間の品切れ量は、
減少する。
イ 一定の発注点と発注量に対し、納入リードタイムが短くなると、年間の品切れ
量は、増加する。
ウ 一定の発注点に対し、発注量を増加させると、年間の品切れ量は、減少する。
エ 一定の発注量に対し、発注点を高くすると、年間の品切れ量は、増加する。
あまり、日々需要量が変動する場合は定量発注方式って採用しないですけどね。こういう場合は定期発注方式を採用するのがセオリーですけど。
ア:発注点、発注量が一定の場合、量変動が増加するとその量が発注点や発注量以上のブレになった場合、品切れ量は当然に増加しますね。
イ:納入リードタイムが短くなると、短い期間で納入できるますからその分量変動を吸収できることになります。ですから品切れ量は減少していきます。
ウ:一定の発注点で発注量だけを増やすのですから、品切れ量は増えませんね。量変動を吸収できる分だけ発注量を増加させればよいのですから品切れ量は減少します。
エ:発注量は一定。でも発注点を高くします。量変動を吸収できる分だけ発注点を高く設定すれば、在庫量が多い状態で発注点を迎えることになりますから品切れ量は減少します。
以上により、正解は、ウ である。