運営管理【平成23年度 第11問】
【平成23年度 第11問】
製造企業において外注を利用する意義に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 景気等による需要変動に対する安全弁として利用できる。
イ 社内製作に必要とされる生産設備や要員の固定費を削減できる。
ウ 垂直的分業によって、他社の生産技術や生産設備を利用できる。
エ 品質,コスト、納期、数量を容易に管理できる。
そもそも、外注の目的は、自社にない設備の利用や技術の利用、コスト低減、季節的な需要変動への対応などがあります。
ア:外注を利用することで生産能力を増やしたり減らしたりすることは景気変動に対する調整弁の役割を担います。
イ:設備投資や固定費の増加などコスト低減につながりますね。
ウ:他社の生産技術や設備を利用できるのは全体の効率を高めることにつながりますし、外部の専門性や高度な技術力を利用できますからウィンウィンではないでしょうか。
エ:外注はあくまでも他社に製造委託することですからQCDの管理は容易ではないです。特に、製造委託契約に数量に関する内容がある場合には数量の管理はとても負担です。
以上により、正解は、エ である。