自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

財務会計【平成21年度 第4問】

【平成21年度 第4問】
 税引前当期純利益(または税引前当期純損失)に必要な調整項目を加減する方法(間接法)により営業活動によるキャッシュ・フローを表示する場合に、加算される項目として最も適切なものはどれか。

ア 損益計算書に収益として計上されている項目のうち、資金の増加を伴う項目
イ 損益計算書に収益として計上されている項目のうち、投資活動によるキャッ
  シュ・フローの区分に含まれない項目
ウ 損益計算書に費用として計上されている項目のうち、資金の減少を伴わない
  項目
エ 損益計算書に費用として計上されている項目のうち、投資活動によるキャッ
  シュ・フローの区分にも財務活動によるキャッシュ・フローの区分にも含まれ
  ない項目

 

 

 

 

 

 

 

 

加算する場合だから資金の減少を伴わない項目であることは知っています。だから正解はウって分かったんだけれどねぇ。
選択肢を吟味してみよう。
ア:資金の増加を伴う項目はダメ。
イ:投資活動によるキャッシュフローは小計の上の欄でいったん減算され、小計より下の欄で加算されます。だから減算も加算もあるから不適。
ウ:例えば減価償却費とか貸倒引当金とかが該当しますね。費用項目です。
エ:投資活動によるキャッシュフロー、財務活動によるキャッシュフローのそれぞれの区分に含まれないのは営業活動によるキャッシュフローだけれども、実際に資金の減少が伴う場合、たとえば、貸倒引当金の減少のような項目は減算項目になるから不適。
キャッシュフロー計算書は、損益計算書上の税引前当期純利益が、実際の現金収支額よりも少ない状態になっている場合に、キャッシュフロー計算書において加算調整する必要がある。