財務会計【平成25年度 第13問】
【平成25年度 第13問】
ファイナンス・リースに関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア ファイナンス・リース取引によるリース契約では、通常、借り手側は中途解約が
出来ない。
イ ファイナンス・リース取引によるリース物件の維持管理費用は、貸し手が負担
する。
ウ ファイナンス・リース取引によるリース物件は、借り手側の貸借対照表上で開
示される。
エ ファイナンス・リース取引によるリース物件は、借り手において減価償却費が算
定される。
こういう問題が出たらよいのになぁ・・・(笑)
ア:ファイナンス・リース取引によるリース契約は中途解約できません。ノン・キャンセラブルです。ゆえに本肢は正しい記述です。
イ:ファイナンス・リース取引ではそもそもリース物件の維持管理費用は借り手側が負担します。そうでないとファイナンス・リース取引とはいいません。ゆえに不適。
ウ:ファイナンス・リース取引によるリース物件は損益計算書上では表しようがないですね。でも実際にはリース契約によりリース物件を使用して経済的利益を享受しているので貸借対照表に記載する必要があります。よって正しい記述です。
エ:形上、リース契約しているのであって、実際的な経済的利益を享受したり、維持管理費を出しているので借り手側で減価償却費が計上されます。
以上により、正解は、イ である。