経営法務【平成24年度 第8問】
【平成24年度 第8問】
特許権の共有に関し、法律上最も不適切なものはどれか。
ア 特許権の共有者は、契約で別段の定めをしていない場合には他の共有者と共
にでなくとも、単独で、特許発明の実施をすることができる。
イ 特許権の共有者は、他の共有者と共にでなくとも、単独で、共有持分を放棄
することができる。
ウ 特許権の共有者は、他の共有者と共にでなくとも、他の共有者の同意を得た
上で単独で、共有持分を譲渡することができる。
エ 特許権の共有者は、他の共有者と共にでなくとも、単独で、特許を無効とす
る審決に対する審決取消訴訟を提訴することができる。
アは、特許の共有者は単独で実施できたはずだ。だから正しい。
イは、持分の放棄は同意は不要だよな。これも正しい。
ウは、譲渡する場合は他の共有者の同意が必要だし、これも正しい。
エは、出願とか取消訴訟とかは単独ではいけないんじゃなかったっけ?
よって、正解は、エ である。