運営管理【平成17年度 第3問】
【平成17年度 第3問】
運搬に関する次の記述のうち、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a バラ置きは、運搬するためには最も悪い置き方であり、改善の余地が大きい。
b 物品を移動するために必要な取り扱いの手間の数を運搬活性度係数という。
c ユニットロードとは、1単位の荷物を運搬することである。
d 運搬工程分析では、対象物の置かれている状態を表す「台記号」が用いられる。
〔解答群〕
ア a と b イ a と d ウ b と c エ b と d オ c と d
少々紛らわしい表現が含まれていますね。一つずつ確認してみましょう。
Aaですが、確かにバラ置きは運搬するためには最も悪い置き方です。運搬のしやすさの程度は運搬活性示数で表すことができます。運搬活性示数は0~4の5段階で表します。この示数が大きいほど運搬活性は高いと考えます。
次はbです。「運搬活性度係数」ではなくて、「運搬活性示数」ならよかったのですが・・・(笑)
cです。ユニットロードとは運びやすいように荷姿を変え、合理的かつ効率的に物流を行うという考え方です。輸送、荷役、運搬、保管が容易くなるように、それぞれ取り扱いに便利なようにある単位(ユニット)にまとめることをいいます。
dですが、運搬工程分析では台記号が使用されます。基本記号のほかにいくつか付帯記号があるみたいですが、ここでは深入りしません。
以上により、aとdが正しいので正解は、イ である。