運営管理【平成23年度 第16問】
【平成23年度 第16問】
生産システムにおける作業者の分析手法に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 組立工程における作業者の手の動きを分析するために、作業者工程分析を
実施する。
イ 作業者の1日の作業内容と作業状況を分析するために、連続稼動分析を実施
する。
ウ 作業者の移動に関する問題を抽出するために、ストリングダイヤグラムを作成
する。
エ 設備オペレータの適正な設備担当台数を検討するために、連合作業分析を実
施する。
いきなりですが、選択肢の検討です。
ア:作業者工程分析は作業者を中心に分析するものであり、工程図記号を用いる分析手法です。人の流れの分析に適しています。手の動きまでは分析しません。厳密に言えば違うかもしれないけれど、本試験で出たら、「手の動きはサーブリックっぽいな」という判断で本肢を選んだかもしれません。
イ:本肢は連続観測法の記述です。連続稼動だから1日みたいなイメージでいいのか?
ウ:ストリングダイヤグラム? 分かんね。
ストリングダイヤグラムとは、工場建屋の図面上に原材料や人の移動の流れを記入して、設備の配置や運搬ルートについて分析するものです。
エ:人と機械の組み合わせを対象とした人・機械分析の内容ですね。
以上により、正解は、ア です。