制約条件とか設問間のつながり
先の勉強会では平成26年度の事例Ⅱを題材として扱った。
行くだけムダだった、と書いたのはもう少し他の年度の問題にも対応できるような不変的なスキルとかそういったものを期待したからだった。
批判するのは自由だし、だったらハナから勉強会なんて参加しなければ良かったじゃないかと指摘を受けそうだ。ごもっともな指摘。
だったらどういうことをやって欲しいのかというと、例えばこういうことだ。
第3問以降を掲載してみたが、個人的に知りたかったことは、
・第3問設問1は「総利用金額のシェア」、設問2は「1回当たりの利用金額」、第4問で「客単価」が解答のポイントになっている
・だから解答のポイントの切り分けが必要。重複は制約条件から外れそう
・「売上=客単価×利用回数」というフレームワークを思い浮かべつつ、「利用客数」は解答のポイントになっていないから解答に入れるべきではない
・だから、『各設問間のつながりを意識すること』『解答が重複しないように切り分けを意識すること』『数値の指摘のコツ』
のような、他の問題にも普遍的に横展開できるような内容を知りたかったわけ。
過去問というのは過去問であって、同じ問題が再度出題されることはない。同じような出題はあっても同じ問題はない。だから本番に応用できるような普遍性が得られるかと思っていたけれど、その年度の特定の問題への対応だけに終始したことが残念だった。
そういうところが某支援団体の限界なんだよな、と帰りの電車の中で思った。
「だったら出なきゃ良かったじゃんか」
と内なる声が囁いていたが、何事も出てみなければ、経験してみなければ分からない。
でも、こういう勉強会ですばらしい解答を書ける人って合格できているのかな?