自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

資格取得の動機なんかいろいろある

先日ある人からどうして中小企業診断士を受験したのかと問われた。中小企業診断士になりたいんだと応えると彼は納得してくれなかった。どうやらもう少し異なる理由を聞きたかったらしい。

そこで改めて考える。

どうして診断士試験を受験したのだろうか、と。

1年という時間を、1年というコストをかけてまでどうして受験してのだろう、と。

 

中小企業診断士試験は多くの国家試験がそうであるように一年に一回しか受験機会がない。だから当然にそのときの試験がダメだった場合は一年後にリベンジの機会を求めるしかない。ゆえに当試験のみならず多くの国家試験はモチベーションの維持・管理が重要となってくる。確かに現在、筆記試験の結果待ちという段階では、もし筆記試験がダメだった場合に来年もチャレンジするぞといった気力がわいてこないのが正直なところである。現在がモラトリアムの期間だからといういこともあるが、正直言えば今は抜け殻状態。したがって、先のことまで考えることができないというのが本音である。

 

漠然とコンサルタントに興味関心があった。

でも年齢的にコンサルタントの事業会社を目指すことは厳しい。であればコンサルタントの国家試験である診断士を取得するのはどうか?

さらに言えば、40歳半ばにもなってこのまま燃え尽きることもなく生きていていいのだろうか? 自分はこのままでよいのかといった、自分に対する危機感もあった。

消極的な理由では、勤務先に対して漠然とした不安もあった(もちろん現在もそう思っている)。典型的な中小企業であり典型的な同族企業。典型的なワンマン体質。自分が世の中で一番偉くて何でも知っているのだといわんばかりの経営者。狭い日本だけがマーケットであり、先見の明がない経営者。視野が狭いことこの上ない。

そういう勤務先に所属していることこそ診断士を目指させた理由なのかもしれない。だから危機感を感じたのではないか・・・。

 

著者は定年まで現在の勤務先に勤めようとは思っていない。とはいえ定年後も第一線で働きたいと思っているし、出来ることなら自由気ままに生きていきたい。そのためにはサラリーマンではなく個人事業主になれるように、何か強みがなくてはならないと思った。そのために国家が認める資格が得られればいいな、と。だから資格取得を目指したのかもしれない。もっともらしい理由だ。ただ単に勉強が好きで知識欲が豊富で自己啓発目的だけなら試験合格には拘りはすまい。

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まだ今回の筆記試験の結果が出ていないのでモヤモヤとした感じが続いている。そろそろ先のことを考えつつ、今後の身の振り方も含めて真剣に考えていくべきなのだろう。

 

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冒頭の質問主。

聞きたかったことは社会人しながらどうやって勉強時間を捻出したのかということだった。だから正直に伝えた。

趣味など一切のプライベートを犠牲にして勉強時間に振り向けた。当然に仕事している平日であっても寸暇を惜しんで勉強した、と。

彼は独身。時間はたっぷりとあるはずであった。