自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

一次試験終了。自分の場合はこうだった

一次試験を受験した方々、お疲れ様でした。著者にも経験がありますが、初日はともかく二日目には「早く終われ」とか念じていたものだ。7科目目が終わると疲労困憊で早くビールが飲みたいと思っていた。

著者は二度の一次試験の経験があるが、二度目の一次試験は科目免除をしていたおかげでフルで受験することはなかった。それでも披露度は負けず劣らずで合否はどうであれ、試験が終わると今日はもう休みたいとしか思えなかった。

翌日、月曜日の10:00には協会から模範解答が発表される。だから正解を書き写した問題用紙片手にPCの前で手を震わせながら自己採点した。

 

一年目は、経済学×、財務会計×、企業経営理論○、運営管理○、経営法務×、情報システム×、中小政策○、という結果で、最初の経済学を終えた段階で「終わった感」があった。さらに最も易しかったといわれた財務会計で科目合格すらとれなかった事実が自分を滅多打ちにしたのだった。
3科目の科目合格があってもそんなのがあったって落ちたのと同じ。自己否定された気になってずいぶんと情けない気持ちがした。

 

当然に、不合格が分かった翌日から学習を再開した。
「自分はバカで器用じゃない。だからいろんな情報の言いなりになってはいけないんだ。自分の合致した学習法を、自分で見つけないと次へ(二次試験)はいけない」と考えた。

 

事実、自分はたいしてアタマもよくないし、学歴だってただ大卒の肩書きがあるだけ。それが何ったってんだ? 合格出来ないんだから自分は努力するしかないんだ。

自分には戦略が足りなかった。
いろんなウェブか何かで得られる情報のいいところだけを鵜呑みにして
①過去問から始めよう。
②過去問で出来なかったところを理解しよう。
③効率よく勉強しよう。
④アウトプットを中心に。
とかいう自分に合わない学習方法で勉強を続けた結果、不完全燃焼感と納得できない感を持ち続けたまま本番を迎えた。結果は惨敗。

 

だから自分の弱点は分かった。

ちまたの情報がどうであろうと自分は自分の強みを活かし、弱みを潰していくしかないと考え、自分独自の学習スタイルを模索することとなった。

 

自分は体系的に進めていかないと理解が進まないタイプ。
だから過去問中心に、出たところを重点的にやろうと思っても前後が分からないし、点と点が理解できても意味不明だし、応用できないことを知っていた。
そこで、経済学については「石川の経済」を一年間かけてたっぷりやることにした。効果はバツグンだった。5月のLEC模試も7月のTAC模試も本試験も高得点をたたき出すことが出来た。

 

次は財務会計だ。診断士試験を目指そうと考えたとき、一番ネックになるであろうと考えた財務会計。体得を中心に体で覚えたつもりだったけれど、通用しなかった財務会計。こうなったらT○Cは不要だといっていた簿記をやるしかないと考えた。結果、その考えは奏功した。

まずは簿記3級。次に2級。これで点と点が繋がった。これで過去問が理解で解けるようになった。やはり自分は「急がば回れ」なんだ。だって器用じゃないし、賢くないもの。

 

こうして翌年のGWあたりまで経済学と財務会計に注力し、残りの法務と情報は足きり回避に全力を注ぐことにした。もっとも法務は直前までビジネス実務法務2級対策を行い、民法分野を強化した。

しかし、思った以上の点数は法務も情報も取れず、経済と財務の貯金によって合格点に滑り込むことが出来たわけだ。

 

 

***

今回、一次試験はパスしている。

二次試験に全力を注ぐため。合格すればこの選択は正しかったといえるだろうし、不合格なら再度一次試験からチャレンジしなくてはならない。どっちにしても自分の意思決定だ。成功するも失敗するも自分の度量と器量の範囲内だからね。

 

二回目の一次試験を運よく(?)パスした著者は二次試験の対策を開始した。夏のセミナーに参加したが、分かったような分からないような感覚で8月が終わった。

与件文を読み、設問に答えるだけなのにどうして難しいのだろう?

これまた(反省すべきことだが)いろんな情報を得る余り、自分の中でこれっていう軸をもたせることが出来なかった。解き方のスタイル(お作法とか言ったりします)も時間配分も確立せぬまま迎えた本番。そう、「開眼」しないまま本番へ。

 

本番は出来たような出来なかったような・・・。

合否は神のみぞ知るって感じだった。

 

結果はやはりダメ。CAABのBだった。

 

試験当日まで80分で解いた試しがなかったし、直前期の3週間ほどはほとんど勉強できなかった(言い訳)。それでもベストを尽くしたけれど、力及ばず惨敗。得点開示したら7点不足していた。

 

7点だけ?

 

ではなく、

 

 

7点も、である。

 

まったくもって一次試験のときに経験したことが生かせず、二次で敗退。

自分のやり方を確立しないと何をやってもダメに決まっている。そう理解できなかった自分。どうしてだろう?

 

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こうやって文章にすることで自分を戒めている。

 

 

 

今のところ二次試験向けの学習は順調に来ている。

ここに来てなんとなく掴みかけているが、まだ「開眼」とはいえないな。

でも事例Ⅳはほぼほぼ仕上がりつつある。ほんと、なぜ昨年の事例Ⅳは57点の「B」だったのだろう? と思うくらい。

※もちろん、57点だった理由は分かっていて、その大問が全滅に等しかったから。残りはほぼ満点だったから。

 

 

一次試験の終わった翌日から二次試験が始まる。