自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

順調に消化しつつあるイケカコ

2014年の夏に中小企業診断士試験を受験することを目指したとき、ネックになるのは財務会計だろうなと思っていた。

手前味噌だけれど、財務会計以外はなんとかなるのではないかと淡い期待があった。

 

※やはり淡い期待だけで終わってしまい、経営法務も情報システムも科目合格すら獲得できずに一次を突破してしまった。一次を突破できたのは経済と財務の高得点のおかげ。

 

財務会計は苦手な人が多いと聞く。

得意か?

と訊かれたら、「苦手ではない」と答えるだろう。超得意とはいえない。

 

確かに財務会計には苦手意識を持っていたかもしれない。いや、苦手かもしれなかった。27年度の一次試験は超易化したにも関わらず科目合格すら出来なかったのだから。それが昨年の一次敗退してからすぐに簿記学習に着手したことがよかったのかもしれない。簿記を習得することで、今まで点だった知識が線になってきたのだから。

その証拠に28年度の本試験はそこそこの点数が取れたし、そこそこの点数のおかげで法務と情報の失点分のフォローが出来た。簿記学習さまさまだったかもしれない。

 

 

そこで二次試験に向けて「イケカコ」に着手した。

イケカコ、意思決定会計講義ノートという参考書だ。

現在順調にレクチャー8まで消化できている。もっとも診断士二次に合致しない問題は飛ばしているが。

 

一次試験の財務会計の論点には違いないし、当然に一次試験向けの問題集、すなわち過去問にも載っている論点だけれど、イケカコをやって初めて知った新論点もあった。少し考えれば当たり前のハナシなんだけれど解法中心の学習をしてきたツケをまざまざと見せ付けられた感じがした。

 

たとえば、正味現在価値(NPV)の論点で毎期のCFの他に機械設備の残存価額がゼロではなく、売却見積りが出されているケースがそうだ。

このケースは診断士一次では見かけない論点である。

それが当然に二次では出てくる、これが事例Ⅳなのだ。

 

※とまぁ偉そうに書いているが、自分だってつい先日知ったのだからね。

 

でもね、最近イケカコやりながら思うのは

 

なんだかあまり財務会計に抵抗感がなくなってきている

 

ということ。これはコツコツ簿記学習がそう思わせてくれているに違いない。だからそういう意味でも簿記学習の恩恵があったといえる。少なくとも自分にはそう思える。

 

ここまでイケカコも順調に消化できている。

あとは反復してイケカコの難易度をカラダに刷り込ませ、診断士二次の際の難易度判定に役立たせればいいカナと思っている。

 

あ、簿記は3級と2級の範囲をやりました。

工業簿記は今でも寝る前にやってます。