か・い・が・ん
昨年、一次試験終了後、正直に告白すれば一次突破は出来そうにないと思っていた。法務と情報に全く手ごたえを感じなかったからだ。受験会場だった大正大学からの帰り道、とにかく放心状態で早く家に帰りたいとだけ思っていた。
その道中、受験予備校の回し者(笑)が一日目の経済学と財務会計の模範解答(と呼ばれるもの)を配布していた。
放心状態だった著者は何気なくそれを手にとってしまった。
「どうせ電車の中ではヒマなんだからこれでも眺めるか」
と思ったのだが、何かイヤな予感がした。
最寄の駅に着くと、その模範解答らしきチラシを眺めた。もっとも経済と財務しか載っていなかったし、自分の解答が何だったか覚えてもいなかったので眺めただけだった。
翌月曜日には協会から正解が発表される。そう焦らなくてもよかろうと思っていた。
翌月曜日の朝、ふと気になって受験予備校の回し者が配っていた模範解答らしきチラシを手に取り、自分の解答と見比べてしまった。
ん?
あれ?
なんか正解が多いぞ?
そのままの勢い経済と財務を採点してしまったのだ。
経済84点。財務76点、か。合計160点。企業と中小は免除している。運営は受験したがさすがに60は下回らないだろうから、残る法務と情報で・・・。
5科目で60%だから、300点か。運営を60だと仮定すると・・・、
法務と情報が40点ずつで合計300だな。足きりにならなきゃ突破できるのでは?
朝かテンションが上がった。
むろん、一次突破はしているのだが、それから二次試験対策に入ったので実質2ヶ月ちょいしか準備できなかった。
しかしながら(ご存知のように)10月以降まったく勉強できずだったので二次試験は7点足らずで撃沈。今に至る。
今思うと事例を解いていても開眼した感じが全くなかった。
ふわふわした感じで当日を迎え、慶應義塾大学の三田キャンで受験した本番もふわふわした感じだった。
その後、紆余曲折を経て現在を迎えるわけだが、29年度二次試験に向け、やはり『開眼』を経て受験を迎えられるかどうかがポイントではないかと考えている。
開眼とは?
続く。