自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

出来るようになるとおもしろい財務会計

2017年度の二次筆記試験の結果は判明していない。

しかし、2018年度合格目標の方々は勉強を進めている頃らしい。

 

著者は受験予備校には通っていなかったのでどういうスケジュールなのか分からないけれども、聞くところによれば、財務会計が始まる頃のようだ。

 

 

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診断士試験を目指そうと思ったときに「わぉ!」と思ったのは財務会計だった。こりゃ出来るようになるのだろうか、と思ったし一目見ただけではワケ分からなかったのを覚えている。

独学だったゆえ、いろいろな情報網から集めた情報を頼りにまずは体得、と思い、手を必死に動かしながら必死こいて学習したことを覚えている。

 

集めた情報いわく、

 

「問題を解いてみて」「過去問が最も優秀な参考書」「過去問レベルが出来れば」

 

少なくとも著者はこれにだまされた。

 

 

 

著者が実際にやった勉強はすべての人に共通して当てはまることではない。少なくとも自分には合っていたし、非効率なやり方であることも分かっているのだが、急がば回れ的な理解が必要だった。

一般的には input  <  output  なんだろうけれど、自分の場合には  input  >  output が必要だったのだ。

 

そもそも自分は優秀な人間ではない。器用な人間でもないし、地頭がいい人間ではない。だからそういうごくごくフツーの人間が診断士試験を受けるために必要だったことを実践したまで。だからあまり参考にならないと思う。

 

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財務会計の学習当初、「スピ問」を解くことから始めた。さっぱり分からなかった。解答解説を見ながら手を動かした。我慢強く、根気強く、体で覚えようとした。

スピ問 を繰り返すうちにだんだん分かったような気がしてきた。もちろん、「分かったような」気がしただけである。そうするとだんだん疑問がフツフツ沸いてくる。「どうしてこうなるの?」って具合。そうなるともう途端に先に進まなくなる。点と点を理解しても線にはならない勉強をしていたからだ。

 

まずSWOT分析をすべきだったのだ。自分の学習はどうあるべきか明確にすべきだったのだ。体系的に学ばないと理解出来ないタチだったことを忘れていたのか、ただただ時流れる情報のいうがままやっていたことで“遠回り”したのだ。

自分に理解が必要な科目は経済学と財務会計だった。企業、運営、法務、情報、中小は基本的に暗記でイケそうだった。だから経済学と財務会計を徹底的にやりこもう。そう決めたのは一次試験に惨敗した次の日のことだった。

 

確かに7科目やるためには時間がいくらあっても足らない。最短コースを行かないとスト合格が難しい。とはいえ、正しい勉強方法でないと何年やっても合格は覚束ない。そこが診断士試験の難しさではないかと思う。

 

2016年度一次試験に向けて、簿記3級と簿記2級を学んだ。結果的には遠回りにはなったけれど、簿記をやったおかげで点と点が繋がって線になった。線と線が面になって、・・・という実感が持てた。会計知識なども少しずつ増やしていった。主には会計規則を読んだだけで覚えようとしなかった。でも不思議なことに見てるだけでも覚えていける。

そうやって自分に合致する勉強を進めたことでGWにあったLEC模試、7月にあったTAC模試では高得点をゲット。本試験でも貯金に出来るような点数をマークすることが出来た。

 

 

 

自分にとっては効果的な学習だったけれど、スト合格を目指す方にとっては遠回り。でもこの遠回りがあったからこそ、二次試験にも対応できた。逆に言うとこの経験がなかったら昨年の二次試験はもっと惨敗だったのではないかと思うし、今回の二次試験ももっと出来なかった感があるのではないかと思える。

 

 

 

ひょっとして、運???

 

 

 

合格者はそう言っていたな(泣)