二次試験振り返り(事例4)
振り返りも最後です。事例4です。
事例4はかなり対策してきました。もともと苦手だと思っていて、学習を続けるうちに得意になってきた科目です。
今年は一次試験から受けることになったので、一次試験終了後、8月いっぱいはずっと事例4対策を継続してきました。MMCの演習問題をやり込んでいました。
MMCの問題では、
①CF計算書
②CFの算出
③デシジョンツリー
に力点が置かれていたようで、似たような問題を何回もこなしました。出題予想していたのかもしれません。
※結果的には出題されなかったですけどね。
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このように事例4対策はかなりの部分をMMCの教材に依存。過去問は見返しただけ。なぜなら同じ問題は出ないと判断したからです。連結会計なんかも無視したし。
重要視したのは、
①経営分析の記述問題。特に最近の傾向で少ない字数で端的に書くフレーズの習得
②CF算出の手順。特に投資CFとの関連
③固変分解と感度分析の計算の正確性
の3点でした。
事例4は難易度が上がれば得点調整が入るだろうし、もともと事例4だけ突出して高得点にさせないという意図が見え見えだから(おそらく28年度の教訓なんだろうけれど)、解答用紙に白紙を作らないという方針で臨みました。
『企業診断』の付録も解きました。やはり新しい論点が出る予測があったのか今までの過去問では取り上げられていない論点が数多くありました。そういう意味では本番も、出題傾向の違いがあっても、うろたえることなく問題に向き合うことができました。
実際に、今回の事例4ですが、感覚的には(素点で)50点取れればいいかなという感じです。
なんだか年々設問の解釈が難しくなっているような気がします。明確に何を求めればよいかわからない書き方をあえてしているような気がしてならないのです。つまり初めから複数の解答を想定しているかのような問題文の書き方をしているのです。少なくとも自分にはそう思えました。
「対策の意味ないじゃん」
とも思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
でもね、仕方ないんですよ。これって国家試験だからすべては出題側が自由に決められるのですから。