自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

経済学・経済政策【平成19年度 第5問】

【平成19年度 第5問】
下図はIS曲線LM曲線を描いたものである。それぞれの説明として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

f:id:sk6960:20160225185638j:plain

a 貨幣供給の減少はLM曲線を右方にシフトさせる。
b 貨幣需要の利子弾力性が大きいほど、LM曲線は、より急な形状で描かれる。
c 限界消費性向の値が大きいほど、IS曲線は、より急な形状で描かれる。
d 政府支出の増加はIS曲線を右方にシフトさせる。
e 投資の利子弾力性が小さいほど、IS曲線は、より急な形状で描かれる。


〔解答群〕
ア a と b   イ a と c   ウ b と e
エ c と d   オ d と e

 

 

 

図がデカい・・・。

 

これも図がなくても解けます。
貨幣供給の減少はLM曲線を左にシフトさせます。
貨幣需要の利子弾力性が大きいほど、LM曲線の形状は緩やかです。
限界消費性向の値が大きいほど、IS曲線は緩やかになります。
政府支出の増加はIS曲線の右シフトです。
投資の利子弾力性が小さいほど、IS曲線の形状は急になります。
よって、d と e が正しい記述なので、正解は、オ です。

IS曲線
 利子弾力性:大  限界消費性向:大 → 傾き:緩やか
 利子弾力性:小  限界消費性向:小 → 傾き:急

LM曲線
 利子弾力性:大 所得弾力性:小 → 傾き:緩やか
 利子弾力性:小 所得弾力性:大 → 傾き:急

っすね。