経済学・経済政策【平成19年度 第5問】
【平成19年度 第5問】
下図はIS曲線とLM曲線を描いたものである。それぞれの説明として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 貨幣供給の減少はLM曲線を右方にシフトさせる。
b 貨幣需要の利子弾力性が大きいほど、LM曲線は、より急な形状で描かれる。
c 限界消費性向の値が大きいほど、IS曲線は、より急な形状で描かれる。
d 政府支出の増加はIS曲線を右方にシフトさせる。
e 投資の利子弾力性が小さいほど、IS曲線は、より急な形状で描かれる。
〔解答群〕
ア a と b イ a と c ウ b と e
エ c と d オ d と e
図がデカい・・・。
これも図がなくても解けます。
貨幣供給の減少はLM曲線を左にシフトさせます。
貨幣需要の利子弾力性が大きいほど、LM曲線の形状は緩やかです。
限界消費性向の値が大きいほど、IS曲線は緩やかになります。
政府支出の増加はIS曲線の右シフトです。
投資の利子弾力性が小さいほど、IS曲線の形状は急になります。
よって、d と e が正しい記述なので、正解は、オ です。
IS曲線
利子弾力性:大 限界消費性向:大 → 傾き:緩やか
利子弾力性:小 限界消費性向:小 → 傾き:急
LM曲線
利子弾力性:大 所得弾力性:小 → 傾き:緩やか
利子弾力性:小 所得弾力性:大 → 傾き:急
っすね。