自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

経済学・経済政策【平成21年度 第19問】

【平成21年度 第19問】
企業は、ある研究開発プロジェクトに関し、本格的な投資の意思決定の時期を遅ら
せ、プロジェクトの進捗状況などの不確実性が軽減された段階で、意思決定を行うケースがある。このケースでは、行おうとしていた投資のリターンが予想されたほど高くないと判明した場合、投資を差し控えることが出来る。すなわち、ダウンサイドのリスクをゼロにして、アップサイドの利益だけを享受できる。このような考え方を表す言葉として最も適切なものはどれか。

ア 機会主義
イ ヘッジ
ウ リアルオプション
エ リスクシェア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リアル・オプションとは、金融工学で用いられるオプションの価格決定理論を応用した、プロジェクト評価の考え方です。そもそもはファイナンス用語なんですが、経済学に応用したということになります。ですから、正解は、ウ です。

なお、
アは、なりふり構わず自己の利益にあうように行動すること。
イは、広い意味でリスクを低減させること。
エは、リスクに関わる費用を効率的に配分すること。