自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

運営管理【平成17年度 第5問】

【平成22年度 第5問】

 

 発注量を決める次式の空欄A、Bに最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

 

発注量

   =(調達期間+発注間隔)中の予測需要量-( A )-手持在庫残+( B )

 

 

〔解答群〕

ア A:安全在庫   B:発注残

イ A:発注残    B:発注残

ウ A:発注残    B:安全在庫量

エ A:引当残    B:安全在庫量

オ A:引当残    B:発注残

 

 

 

 

 

 

 

例えばこんな例を考えてみよう。

5日稼働で土日は定休日とする。調達期間は3日で、発注間隔は7日とする。つまり毎週決まった曜日に発注するということ。じゃ、毎週木曜日に発注することにしよう。1日あたり1単位の需要が見込まれるとすると、

(調達期間3日+発注間隔7日)=10日で、需要予測が1単位/日だ。だから調達期間と発注間隔中の需要量は10単位。手持在庫残は5単位、安全在庫は15単位、発注残は5単位、引当残が5単位あるとしよう。

これから納入される発注残=5、手持残=5だから少なくとも在庫は10ある。需要予測値=10だから在庫量はゼロになってしまいます。すると、単純に発注量は( B )の部分となりますね。安全在庫量です。引当残は需要量の中に織り込まれますから正解は、ウ である。

これは定期発注方式における発注量の式ですね。

要するに安全在庫量は発注点となるから、次回納入されるタイミングまでにあと何単位入荷があり、出荷があるのかを踏まえ、安全在庫量を常に満たす分だけ発注するという方式です。