運営管理【平成21年度 第9問】
【平成21年度 第9問】
CADにおける三次元の形状の表現方法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア サーフィスモデルには、構成部品同士の干渉チェックができるという利点が
ある。
イ サーフィスモデルは、複雑な形状では立体的なイメージが把握しにくいとい
う欠点がある。
ウ ソリッドモデルでは、容積や質量、重心などの物理量の計算は出来ないとい
う欠点がある。
エ ワイヤーフレームモデルは、複雑な形状に対して高速に処理・表示できると
いう利点がある。
CADとは、製品の形状その他の属性データからなるモデルをコンピュータの内部に作成し、解析・処理することでによって進める設計。
1) ワイヤーフレームモデル
・3次元の立体を頂点と稜線で表現したモデル(針金細工のイメージ)
・高速表示可能
・立体面表示、体積、重心の計算は不可
2) サーフェスモデル
・立体を面データの集合で表したモデル(中身が風船のイメージ)
・曲面の情報も持っている
3) ソリッドモデル
・立体の表現が可能
・中身の詰まった立体のモデル(粘土細工のイメージ)
・体積や重心の計算、部品間の干渉チェック、構造解析など可能
以上により、正解は、エ である。