財務会計【平成22年度 第4問】
【平成22年度 第4問】
次の商品有高帳(単位:円)に基づき、A品の先入先出法による月間の売上原価と次月繰越高として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
〔解答群〕
ア 売上原価:63,600円 次月繰越高:19,200円
イ 売上原価:63,600円 次月繰越高:22,400円
ウ 売上原価:66,800円 次月繰越高:16,000円
エ 売上原価:66,800円 次月繰越高:19,200円
オ 売上原価:70,000円 次月繰越高:16,000円
本問のひっかけは「仕入戻し」があることですね(笑) おそらくは計算ミスを誘っているかなんでしょうけど、そうはいかないぜ。
基本的にはBOX図で対処できそうです。
7月19日に仕入れた単価640円の品物を5個仕入戻ししていますから、7月19日に仕入れた品物は全部で50個です。
次月への繰越分は最後に仕入れたものだと分かるのですが、受入金額の総額がないためちまちま計算するしかないようです。
売上個数は110個でうち90個は@600、20個は@640ですから
90個×@600+20個×@640=54,000+12,800=66,800円 です。
次月繰越は@640のものが30個ですから、
19,200円が次月繰越高ですね。
以上により、正解は、エ である。