自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

運営管理【平成18年度 第16問】

【平成18年度 第16問】
 ジャストインタイムとかんばん方式に関する記述として、最も不適切なものはどれか

ア かんばんの第1の機能は作業指示の情報媒体であり、第2の機能は現物とと
  もに動くことである。
イ 「工程の流れ化」や「一個流し」は、離散系のシステムを連続系のシステムへ近
  づける手段である。
ウ 平準化生産のためには、量の平均化と種類の平均化が必要である。
エ プル方式の生産システムでは、正確な進捗管理が不可欠である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャストインタイム(JIT)やかんばん方式トヨタ生産方式を構成する重要な要素ですね。その昔、とても流行ったような気がしました。見込生産を受注生産に限りなく近づけられるというのは確かによいことにように思えます。

ア:かんばんには生産指示(作業指示)かんばんと引取かんばんがあります。トヨタ生産方式は後工程引取方式ですから、後工程が引き取った分を補充して生産を続けていきます。
イ:このトヨタ生産方式は、仕掛品の極小化、平均化・平準化、生産リードタイムを短くすることがポイントです。たとえば、1個流しは仕掛品が発生しないです。
ウ:平準化には量と種類があります。
エ:プル生産方式は後工程引取方式です。引き取った分が補充されて生産が続いていくので引き取られている限りは順調な進捗となるはずです。つまり、プル生産方式においては進捗管理は存在しないわけです。

以上により、正解は、エ である。