運営管理【平成18年度 第18問】
【平成18年度 第18問】
MRPにおいて、次に示される部品表の最終製品Xを50単位生産するのに必要な部品Tの所要量として最も適切なものを下記の解答群から選べ。図中の部品Q、R、M、S、T、Wの( )内の数字は親に対して必要な部品の個数を示している。
〔解答群〕
ア 200 イ 250 ウ 300 エ 350
見慣れないとダメかもしれないですけど、ただの品の悪いパズルみたいなものですよ。この場合、Xが独立需要品目であり、子品目のQRMSTWが従属需要品目であす。
Xを1単位生産するのに、Rが2個とQが1個必要です。Rは2個あって初めて1つですから(「RR」で示すことにしましょう)、X=RR+Q みたいな感じだと思ってください。
また、RそのものはSとTが必要ですから、R=S+T なんですね。ただし、Rは単体だけではなんの機能もしません。「RR」となっていて初めて機能します。R=S+T ですから「RR」=SS+TT ですね。
同様に、Qについても見ていきます。Qが機能するためにはMが2個、Tが2個必要です。つまり「Q=MM+TT」です。
Mは単体では機能しませんが、M=WW+T です。だから「MM」=WWWW+TT ということですな。
それをまとめたのが下図です。
すなわち、Xを1単位生産するときに必要な部品Tは全部で6個必要であることが分かります。
問題は、最終製品Xを50単位生産しなくてはいけませんから、X1単位で6個必要なので、6×50単位=300 です。
以上により、正解は、ウ である。