自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

終わりました

昨日、初めての二次試験を受験した。疲労困憊でヘロヘロになるかと思いきや、言うほどヘロヘロにはならなかった。


で、感想。

事例I

出題パターンも設問要求も例年に近い気がした。時間内に終わるかどうかがポイントだったからまずは埋めることに注力した。


事例II

一つだけ設問要求と制約条件の解釈が難しかった。あとは並。


事例III

特性要因図が出たけどそんなのお手の物。160字が2題あった。なるべく多面的に書こうと意識した。


事例IV

予想通りキャッシュフロー計算書が出た。NPVが心配だったが、これも予想通り出たから諦めた。



さて、トータルで240を越えるだろうか?



結果判明は、12/9。



終わりました

昨日、初めての二次試験を受験した。疲労困憊でヘロヘロになるかと思いきや、言うほどヘロヘロにはならなかった。


で、感想。

事例I

出題パターンも設問要求も例年に近い気がした。時間内に終わるかどうかがポイントだったからまずは埋めることに注力した。


事例II

一つだけ設問要求と制約条件の解釈が難しかった。あとは並。


事例III

特性要因図が出たけどそんなのお手の物。160字が2題あった。なるべく多面的に書こうと意識した。


事例IV

予想通りキャッシュフロー計算書が出た。NPVが心配だったが、これも予想通り出たから諦めた。



さて、トータルで240を越えるだろうか?



結果判明は、12/9。



いよいよ明日だな

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試験会場は慶応の三田キャンだ。

一次試験のときの大正大学よりも遠い場所になってしまった。定期券範囲内じゃないからめんどくさい(笑)

 

受験生生活もとりあえず明日で終わる。

はっきり言って10月に入ってからの追い込みは不十分だし手応えもなにもないまま本試験を迎えようとしている。

でも、一次試験とは異なり量的なものは求められてはいないはずだし、二次試験の勉強は質が大事なのだ。かなり自己中心的解釈であり、ポジティブシンキングなんだけれど二次の勉強をしているとそう思うのだ。

 

合格するかしないかは分からない。

 

たぶんかなり絶望感を味わうことになるだろう。

これも自分の器量のうちだしね。

 

明日1日、楽しんでこよう。

せっかく招待された二次の機会。

四社の社長とのコンサルティングに全力を挙げるとしよう。

 

今日は一日中事例を解きまくり、一日中計算しまくる

この土日は狂ったように勉強します。

でも、日曜日に受験会場の下見に行きます。

受験会場は慶應大学三田キャンパス。

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行ったことないから下見に行きたい。

 

一次試験の大正大学の方がよかったな。近かったし。受験会場の振り分けは申し込み順なんだろうな。

 

 

あと9日にして・・・

 

ちくしょー、

勉強できてねぇー。

 

診断士受験生は社会人が多いんだろうけど、他の人はどうしているんだろう? 時間確保に苦しんだのは初めてだ。自分は焦っているのだろうか?

 

事例Ⅳの感覚も自信なくなってきたし、80分で捌く自信ないし。

平日は input で、休日は output でタイムマネジメント

事例Ⅰが難化しているような気がしている。だから奇をてらわずに基本に立ち返って全知識と全ノウハウを使用。重要事項をアタマに叩き込んでみようと思っている。だから平日、朝晩の学習の中心は input が中心となった。土日には事例を解きながらタイムマネジメントに専念することになる。

 

やはり設問文の解釈と切り口がパッと浮かぶかってところがポイントなのだろうと思う。時間短縮を考えた場合には設問解釈が済んだらパッと切り口を思い浮かべて解答骨子を作るくらいではないと80分では戦えない。

 

 

本試験まであとわずかなのに何の手ごたえも感じない。

 

戦略的には60を目指す解き方が求められるだろうから、一次試験同様に満点を狙うような愚は冒さないようにすることだろうな。

 

時間がないならないなりの解答の書き方があるはずだから。

 

は10/12くらいに届くか。

台風、来るかなぁ?

台風で電車止まらないかなぁ。そうすれば会社行かなくて済むのに(笑) そうすると勉強時間を確保できるからこの上なく嬉しいのだけれど。

 

やっと解答プロセスの確立に近づいてきた。解答骨子を作るのもかなり時間短縮できつつあるところだからこの勢いで二次試験本番に向かいたいと思っているのだ。

 

最近は与件文に根拠が薄い問いが多いらしい。

 

80分で戦う試験ではない。

 

出題者が求める回答を当てに行くゲーム。

ゲームへの参加権を得たからにはこそ、この好機を活かしてみようじゃないかと思っている今日この頃。

 

出勤しなくてもいい命令が出ないかなぁ(笑)

 

 

 

平成24年度事例4

この事例は右手がどんどん動いていくのに、初見で自己採点レベル48点だったという体たらく。そそっかしい計算ミス、いわゆるボーンヘッドの連続で足切りの危機。それの振り返り。

 

第1問 損益計算書作成

条件に従って計算できれば問題ないんだけれど、一つでもミスると連鎖して全滅する。初見のときには連鎖して自滅した感じだ。

・改修費用=180,000千円 手持ちの現金:50,000千円+借入金130,000千円(金利4%)。耐用年数10年で残存価額ゼロの定額法で減価償却する。DEP=18,000千円

 

・改修後の客単価は@23,000 初年度の客数17,000人、2年目以降18,000人

・また固定費のうち、設備保守修繕費が20%増の12,000  水道光熱費は10%増の44,000  広告宣伝費は10%増の7,150  が見込まれている。残る固定費は不変

これらを踏まえて、

①売上高

 初年度:@23,000×17,000人=391,000千円 

 2年目以降:@23,000×18,000人=414,000千円

 

②売上原価

 売上原価は変動売上原価と同じだから、もともと16,500人で92,400千円なので92,400×17,000/16,500=95,200

売上総利益

 売上高−売上原価=売上総利益だから、414,000-95,200=295,800

販管費

 販管費は変動販管費+固定費だから、変動販管費は、もともと16,500人で43,890千円なので、43,890×17,000/16,500=45,220

 固定費=設備保守修繕費+水道光熱費宣伝広告費+事務通信費+人件費+減価償却費 だから、固定費=44,000+6,000+7,150+12,000+119,300+43,400=231,850

 ゆえに、販管費=45,220+231,850=277,070

⑤営業利益

 売上総利益販管費=295,800-277,070=18,730

営業外収益

 与件より発生しない、とある。

⑦営業外費用

 金融機関から130,000千円を金利4%で借入するから、支払利息=130,000×4%=5,200千円。よって、営業外費用=19,160+5,200=24,360

⑧経常利益

 営業利益(+営業外収益)-営業外費用=18,730-24,360=-5,630

<初年度の損益計算書>

売上高    391,000

売上原価   95,200

売上総利益  295,800

販管費    277,070

営業利益   18,730

営業外費用  24,360

経常利益   −5,630

 

同様に、2年目以降は

①売上高

 @23,000×18,000人=414,000千円

②売上原価

 92,400×18,000/16,500=100,800

売上総利益

 414,000−100,800=313,200

販管費

 変動販管費=43,890×18,000/16,500=47,880

 固定費=231,850

 47,880+231,850=279,730

⑤営業利益

 313,200-231,850=33,470

⑥営業外費用=24,360

⑦経常利益

 33,470-24,360=9,110

<2年目の損益計算書>

売上高    414,000

売上原価   100,800

売上総利益  313,200

販管費    279,730

営業利益   33,470

営業外費用  24,360

経常利益   9,110

 

設問1でミスったのは売上原価の算定でボーンヘッドをやってしまった。変動売上原価+変動販管費を求めて変動費率を出してしまったんですな。ごちゃごちゃやらないで素直にやっておけばよかったのにね。だからここでほぼ壊滅したんで40点取り損ねたわけ。

 

(設問2)

改修工事を行ったことで売上高増、販管費増、支払利息増、有形固定資産増、負債増となったことが分かる。この改修投資によって収益性が改善したかどうかがわかる指標は、

①改修イコール投資なので、投資のリターンを計る指標の「総資本経常利益率」をチョイス。これが選べなかった。

②借入して支払利息が増加しているので「売上高経常利益率

稼働率が悪く、売上に貢献できなかった旧館を改修した結果、売上増、客数増なんだから「有形固定資産回転率」

ゆえに、 総資本経常利益率  1.29%

     売上高経常利益率  2.20%

     有形固定資産回転率  0.69回

 

(設問3)

NPVの問題だが、実はこの問題はそんなに難しくない。設問1でPLを作成しているからだろう。ただ、改修前の営業キャッシュフローが、改修したことでどれだけ純増したかを確かめる必要があるのでそこだけ注意が必要だ。

・改修前の営業利益=-13,490 初年度=18,730 2年目以降=33,470

・営業CF=営業利益×(1-実効税率)+減価償却

ゆえに、初年度の営業CFは、

{18,730-(-13,490)}×(1-0.4)+18,000=37,332

2年目以降の営業CFは、

{33,470-(-13,490)}×(1-0.4)+18,000=46,176

現価係数は、6%/1年=0.943 6%/10年=7.360 だが、2年目〜10年目は9年間だから7.360-0.943=6.417 を用いる。初期投資=180,000 を忘れずに。

NPV=37,332×0.943+46,176×6.417-180,000

  =35,204.076+296,311.392-180,000

  =151,515.468(千円)

ゆえにNPVは正のため、この投資案を実行すべきである。

 

計算過程を記述する必要があるから途中式などを丁寧に書くと部分点が狙えそう。

 

 

第2問(設問1)

・旧館を閉鎖、新館のみで営業。@20,000で客数15,000人

 →売上高=20,000×15,000=300,000千円

・人件費、DEP除く固定費は30%減

 →固定費=207,200千円  人件費=119,300  DEP=25,400

 →207,200-119,300-25,400=62,500

 →62,500×(1-0.3)=43,750

 →新館のみの固定費=188,450

求めるのは損益分岐点比率。変動費率が分かれば良い。

売上原価=92,400×15,000/16,500=84,000 (←変動売上原価)

変動販管費=43,890×15,000/16,500=39,900

ゆえに変動費総額=123,900  変動費率=123,900/300,000=0.413

したがって、損益分岐点売上高=固定費÷(1−変動費率)

=188,450/(1-0.413)=321,039.9182282・・・ →321,040(千円未満四捨五入)

損益分岐点比率=321,040÷300,000×100=107.013%

 

(設問2)

改善策実施後の損益分岐点比率=90% より、損益分岐点売上高=270,000千円

このときの変動費率=41.3%だから、

損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費率) より、

270,000=固定費÷(1-0.413) 固定費=158,490

改善策実施前の固定費=188,450 より、

固定費の削減額=188,450-158,490=29,960(千円)

 

初見の時には設問2は売上原価と変動販管費の算出をミスっているからここもほぼ全滅だった。連鎖するからこわいね。

 

第3問(設問1)

企業価値を求めよって。割引キャッシュフロー法を用いよとあるからFCF÷WACCで算出するんだろう。

・単位:千円  千円未満四捨五入

・オーナー夫妻の給与16,000千円は不要(←人件費っすね)

 

今年度の営業利益=-13,490  オーナー夫妻の人件費、つまり販管費が不要になるので、営業利益=-13,490+16,000=2,510

よって、営業キャッシュフロー=2,510×(1-0.4)+25,400=26,906(千円)

ここで、負債=458,300  純資産=114,575 より、

WACC=(458,300×4%×0.6+114,575×5%)÷572.875×100=2.92%

したがって、企業価値=FCF÷WACC=26,906÷2.92%=921,438.35・・・ →921,438千円(千円未満四捨五入)

 

(設問2)

承継先として従業員と同業他社が考えられる。留意点は、従業員の場合、関係者への理解、知識やノウハウを継承するための後継者教育、株式を一定程度後継者に集中させておくことである。同業他社の場合は、まず自社の実力をできる限り磨き上げておくことに加えて、企業風土を守るために事前に経営に参画させること、従業員満足が得られるように従業員に十分な説明をして理解を得ること、関係者への理解を得ることである。

 

24年度は、変動売上原価と変動販管費が与えられた場合の感度分析に課題が残った。かなりあぶなっかしい感じだったの強烈に印象に残ってしまった。だから忘れないだろう。

最後の論述は部分点を稼げる程度にかければいいやね。

 

総じて、CFだのCVPだのNPVだのいつもと変わらぬラインアップの出題。ミスしなければ、というところだろう。ここが合否の分かれ目、か。

 

 

 

平成25年度事例4

昨日解いた25年度の事例4。自分の中ではかなり難易度が高い感じがしていたのだが初見で自己採点67点が取れたものの、なんとなく納得がいかなかったのでじっくりと解いてみた。本エントリはその備忘録だ。

 

第1問

・植物工場設立に必要な資金は150百万円。うち100百万円を出資する。

・出資する100百万円のうち、

 70百万円は余剰資金から。残る30百万円は長期借入金を利用する。

 ①余剰資金から70百万円 → B/Sの「現金及び預金」から拠出

 ②長期借入金の30百万円 → B/Sの「長期借入金」が増える

・100百万円出資して工場を設立するんだから借方の「建物・構築物」が増える

ゆえに、出資後のB/Sの借方は資産合計985、負債は30増加し460。貸借一致の原則より負債・純資産合計も当然に985。

これらを踏まえて指標を選択する。

出資により、現金・預金が減少したのだから「当座比率」。

負債が増加した訳だから「負債比率」。

固定資産が増加したから「固定比率」あたりが候補だろう。

よって、

 (a)    (b)     (c)     

当座比率 230.00%  195.00%

負債比率 81.90%   87.62%

固定比率 73.33%   92.38%

(d) 

出資に伴い、借入の増加、固定資産の増加、現預金の減少が生じるため短期・長期・資本構成の安全性の財務比率が悪化するが、値は適正範囲内にあるため影響は軽微である。

 

第2問(設問1)

・栽培施設の投資。100百万円。耐用年数5年、残存価額ゼロで減価償却

①定額法

 100百万円÷5年=20百万円。ゆえに1期目から5期目まで順に20 20 20 20 20 となる。

②200%定率法

 これは簿記2級を学習していれば難はない。しかも、23年あたりに法改正があった関係で出題されたのではないか?

 耐用年数5年だから、償却率=1÷5=0.2 200%だから0.2×200%=40%。ゆえに、

1期目:100百万円×40%=40百万円  残り60百万円

 

 

2期目:60百万円×40%=24百万円  残り36百万円

 

3期目:36百万円×40%=14.4百万円  残り21.6百万円

 

4期目、5期目は均等償却するとあるから、

4期目:21.6÷2=10.8百万円

5期目:21.6÷2=10.8百万円

よって、順に、40 24 14.4 10.8 10.8 となる。

 

事例4って、設問文で与えられる情報をどんだけ整理して正しく読み取るかが勝負なんだよね。計算とか単純だし、テーマも明確なんだけれど国語力というか読解力がポイントのような気がするんだな、最近は。

 

次は①②の場合の営業キャッシュフローを求める。与件には売上と費用の情報が書かれている。以下、整理するとこんな感じ。

     1期目 2期目 3期目 4期目 5期目

a売上高  50  80  90  90  90 

b変動費  15  24  27  27  27

c固定費  18  18  18  18  18

ここで、開業資金として50百万円借り入れているので支払利息を計算する。

d支払利   2  1.6     1.2     0.8    0.4

a-b-c-d          15        36.4        43.8        44.2       44.6

ここまで整理したら

①定額法の場合。毎期20ずつの減価償却費だから、

    1期目 2期目 3期目 4期目 5期目 合 計

DEP   20  20  20  20  20 100

ゆえに営業利益は

     1期目 2期目 3期目 4期目 5期目

営業利益       -5          16.4        23.8       24.2       24.6

実効税率=40%より、

      1期目 2期目 3期目 4期目 5期目   合計

税引後利益    -5          9.84       14.28     14.52     14.76  48.4

したがって、営業キャッシュフロー=税引後利益+減価償却費 だから

営業キャッシュフロー=48.4+100=148.4

②200%定率法の場合。毎期の減価償却費は異なるので注意。

1期目から順に、40  24  14.4  10.8  10.8

営業利益は、-25  12.4  29.4  33.4  33.8

税引後利益は、-25  7.44  17.64  20.04  20.28 合計40.4

したがって、営業キャッシュフロー=40.4+100=140.4

この設問1は営業利益が赤字になった場合、法人税がかからないというところがポイントのようだ。

 

(設問2)営業キャッシュフローが一致しなかった理由の記述。

定率法は、損失が発生した第1期の減価償却費が大きく、節税効果が小さくなったため。

 

(設問3)

この問題、(a)(b)(c)とあって、特に(b)は営業CFと財務CF、投資CFをミックスした問題で、初見の時には時間もなかったので解くことを諦めた問題だ。ちなみに(a)(c)はカンタンだ。

(a)現金有高が多くなるのは金融機関からの借入、私募債のどっち?という問題。

借 入 1期目 2期目 3期目 4期目 5期目 合 計

返済額  10  10  10  10  10  50

支払利   2   1.6    1.2     0.8    0.4   6

 

私募債 1期目 2期目 3期目 4期目 5期目 合 計

返済額   0   0   0   0  50  50

利払い   2   2   2   2   2  10

 

これを見ただけでも金融機関からの借入のほうが支払が少なくて済むことが分かる。ゆえに (a)金融機関からの借り入れ

 

次は(b)現金有高の金額を記す。金融機関からの借り入れの場合の営業CFは148.4と分かっている。だから財務CFと投資CFが分かればオーケーだ。

まずは財務CF。一応解説を見たら分かった(感じがしている)のだが、本番で出された迷わずスルーすると思う。自ら調達する分は50百万円で、1期以前に調達し、設問の条件より返済完了後に再度同額を借り入れるとある。だから、CIF=50+50=100 だが、50は返済するので差し引き50。またD社からの出資が100百万円だから合計のCIFは150だと分かる。

実にこのへんは実務チックだから専門家でない受験生にはツラい

次に投資CFはこうだ。1期以前に100百万円、設問の条件より償却が終わったら再度100百万円を投資するとあるので合計で200百万円のCOF。このへんも実務のレベルに近いから厳しい

よって、現金有高=営業CF+財務CF+投資CF=148.4+150-200=98.4(百万円)

 

(c)その理由。その理由ってのは現金有高が金融機関からの借り入れの方がたくさん残るという理由。

借入金が毎期返済されることで、支払利息の返済額も減少するから。

 

第3問

最近では悪評高い問題がこれだ。これはイケカコをやったことがある人なら答えられただろう。だからイケカコ必要論が誕生したんだろうね。それ以前から必要だって話だったのだろうか?

①納品後に不適合品が発見され、回収・修繕するコスト②検査で不適合品が発見され修繕するコスト③品質管理体制を構築するためのコスト④計画段階で生産計画を修正するコスト。

 

 

第2問を解くだけで相当の時間を消費することになった。本番はおそらく体力の消耗も激しいし、第1問の経営分析の後は最後の論述問題を書きなぐって、損益分岐点分析かCFの問題の解ける部分をやり、NPVあたりは捨てるんだろうなと。

 

40〜50取れればいい。100点はいらないんだから。

 

 

10月はタイムマネジメント

10月だ。今月23日に二次試験。

残り期間でやるべきは

タイムマネジメント

なのだ。

 

80分で戦う試験だが、まともに80分で勝負してはいけない。せいぜい70分やそこらといったところだろう。

 

与件文を読み、解答骨子を固めるのをどんだけの時間で収めるかがポイントだ。

 

だから10月はタイムマネジメントしつつ、ファイナルペーパーの用意。

 

 

T○Cから緑色の冊子が送られてきた

先日、帰宅したらTACから一次試験の解答集が送られてきていることを知った。

いまさら?

と思ったが、データリサーチするともらえるんだっけかなと思い出した。

 

TACといえば、経営法務や情報システムでやらかしてくれたからどんな言い訳が書いてあるのかが興味深かったのでパラパラと眺めてみた。

経営法務・・・対応が難しい。でも基本論点は確実に押さえる

情報・・・初見での対応は難しい。でも基本論点は確実に押さえる

 

ん?

かなり正直なコメントだなぁと思った。でも情報は基本論点を押さえるだけでは40点は厳しそうだし、60なんかは無理だし。

 

TACはずいぶんと嘘つき呼ばわりされただろうな。

確かに、情報は易化するという予測をしていた。易化してほしいという願望も含めて受験生はTACの言うことを信じたのかもしれない。著者も願望をもった受験生の一人だ。結果は足きりギリギリだった。だからといってTACを責めるのは筋違い。科目間で難易度にバラツキがあるのは周知の事実なんだから科目単品で戦ってはいけないということなんだな。

 

 

でも、そうだとしたら何のための科目合格制度なんだ?

 

 

7科目受けてくれってこと?

 

 

 

事例Ⅲを解いているときには「コレは事例Ⅲなのだ!」ということを強烈に意識すること

なかなか事例を解く時間を確保できていないのだが、土日祝日だけでもいいからみっちりやる。朝も早朝から寝食を忘れて解く。

ある程度脳みそと体、特に利き腕に負荷をかけながら解く。

そうしないと本番さながら、にはならない。

 

最近の収穫は、

第1問から目指すべき解答の一貫性を意識できるようになったこと

だ。自分の中ではかなりの進歩だといえる。

 

解答プロセスを構築していく中で、設問を読んでどういう狙われ方をされているのか(出題者側に立てば何を解答してほしいか)が徐々に分かってきた。分かってきた、というよりも何を答えて欲しいんだろうなということが(過去問を解くことで)予想でき始めた、という言い方が正しいだろう。だから最近事例を解くのが楽しい。

 

ただ、

 

ただ、今解いている事例が、例えば、事例Ⅲなら事例Ⅲを意識しておかないと思考の罠にはまりそうになる。

 

例えば、平成24年度事例Ⅲ、第4問。

 

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Y社との新規取引以外という制約があり、さらに実現性が高い提案とある。実現性が高いといわれているということは与件からヒントを探しなさい、ということがよめる。そこまで考えたとき、アタマの中が事例Ⅱモードではいけない、ということだ。販売数量とか製品単価とか新規取引以外とかされるとなんだか自然と事例Ⅱみたいなイメージが刷り込まれてしまうのだ。実はこの設問、実現性が高いという制約はありこそすれ、具体性は問うていない。あとは事例Ⅲ的な解答に終始すればよいのだ。診断士試験の二次はキラキラ解答は求められておらず、しかもアイディア勝負、ではない。誰でも思いつきそうな教科書的な解答が正なのだ。

 

この事例、解答の根拠になっていないパラグラフ(段落)があるんで、そこかな?と思ったんだけれど、どうもそこはダミー情報のような気がした。

 

ふー。

あぶない、あぶない。

 

一杯の生ビールとNPV

ここんところ仕事が激務。

それもそのはず。異動先での勤務となっているから。まだ正式な異動日でもないのに

「は、次、コレの決済をお願いします」

「次は●●さんから報告受けがあります」

「社長がお呼びです」

「・・・!」

などトイレに行く暇がないくらいなんやかんや働かされている。

これはもうヤバいな。

 

生来仕事したくない人間なのに(笑)

 

いやいや、仕事が忙しいのは百歩譲って仕方がない。

いま、一番問題にしたいのは

二次試験まで残り3週間なのに勉強時間が確保できていないという事実に対して、だ。

こりゃ、困ったぜ。

 

電車の中、周囲はかすかにアルコールの臭気が充満し、そんな中で事例Ⅳの問題を解きながら帰宅する。

「一杯やって帰宅したい」「眠い」「くさい」

という感覚がアタマん中を駆け巡りつつ、

キャッシュフローがどうの、損益分岐点売上高だの、NPVがどうのだの・・・。

 

そんな言葉なんて一杯の生ビールで流してしまいたい。

 

 

 

***

こういうふうに思えるくらい、今週は勉強時間が確保できずにいる。

 

24年度事例Ⅱ

この年の事例Ⅱの「魔物」は「コーズリレーテッド・マーケティング」だ。

おそらくは近々で再登場することは稀だろうけど、少し考えると想像できそうなものだ。あまりこの言葉に捉われなくても設問そのものへの対処は可能だから放っておくのがよかろう。

 

B社は焼酎屋さん。こだわりの伝統的製法を強みにやってきたけれど、イマイチ伸び悩んでいるから他社と提携して活路を見出してみようと考えた。結果、その提携は Win-Win をもたらし大成功。さらに大規模な洪水災害で被害を受けたある商店街の復興のために、企業ブランドの構築のためにいろんなことをやっているというハナシ。

事例の内容自体は難しいものではない。

 

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第1問は製品戦略の概要を記述。「誰に、何を、どのように」の視点で書ければいいし、制約条件はターゲットセグメントごとだから、複数あるってことだね。

問題はこのセグメントをどう切り分けるかってことだ。地理的に分けるのか、焼酎の甲類と乙類とで分けるのか? ま、どっちでも点数は入ると思うけれどね。

 

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第2問は垂直的な提携がどっちで水平的な提携がどっちでというところが分かれば難しくない。配点は30点もあるからここで20点は確保したいところだね。答えるのはメリットであり、「メリットは、・・・である」とキメればよい。少なくともメリットということは提携先企業にない、もしくは足りない要素だからB社の強みがキーになっているのは明白だ。

 

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設問1は「整理せよ」だって。与件から上手にまとめられればいいってことだよね。設問2は理由の考察。著者なら、企業ブランドの強化、というところから解答を構成しそうな気がする。

 

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なかなか難しそうな問題だ。与件をヒントに企業ブランドの強化に有効だと思われるマーケティングのアクションを記述するんだろうけど、与件文にちりばめられた内容を上手に拾えるかどうかだろうな。

 

 

いずれにせよ、時間との戦いになりそうなのは自明。

 

 

 

平日の勉強時間の確保がムズかしい

いやいや、なかなか仕事が忙しい。年度末だしね。

でもって二次試験対策も平日にまとまった時間がとれなくて勉強時間の確保に苦戦している。

スキマ時間などで事例Ⅳ対策は続けているのだけれど、それでもまとまった時間で事例と向き合っていないと不安で仕方がない。

 

でも、世の中の受験生の多くは皆こういう境遇なんだろうから自分だけが勉強できていないと思うのはキケンだよね。

 

と自らに言い聞かせるのだが・・・。