運営管理【平成25年度 第4問】
【平成25年度 第4問】
VEに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 対象物の価値は、対象物のコスト÷機能でとらえられる。
イ 対象物の機能を金額で評価するときは、その構成部品の合計購入金額が用い
られる。
ウ 対象物の機能を整理するときに用いる機能体系図(機能系統図)は、機能を特
性と要因に分け、相互の関係を階層化して示した図である。
エ 対象物の機能を定義するときは、名詞と動詞を用いて、「○○を○○する」のよ
うに記述する。
選択肢を検討しましょう。
ア:対象物の価値は、コスト当たりの機能で表すことができます。ですから、コスト÷機能 なんではなくて、機能÷コスト ですね。ゆえに不適。
イ:VEにおけるコストはライフサイクルコストが用いられます。だから購入金額だけではダメですね。つまり総費用で計算しないといけません。ゆえに不適です。
ウ:機能系統図は目的と手段の関係を体系的にまとめたものです。特性と要因だと特性要因図になってしまいますよね。ゆえに不適。
エ:対象を構成する機能をそれぞれ「(名詞)を(動詞)する」という形で定義して、機能系統図を作成していきます。ゆえに本肢は正しい。
以上により、正解は、エ である。