自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

財務会計【平成23年度 第12問】

【平成23年度 第12問】
 売上高の予算・実績差異を価格差異と数量差異とに分解するとき、次の価格差異計算式の空欄A~Cに入る語句の最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。ただし、正の値が有利差異を表すものとする。


  価格差異=(< A >-< B >)×< C >


〔解答群〕
ア A:実際価格  B:予算価格  C:実際販売量
イ A:実際価格  B:予算価格  C:予算販売量
ウ A:予算価格  B:実際価格  C:実際販売量
エ A:予算価格  B:実際価格  C:(実際販売量-予算販売量)
オ A:予算価格  B:実際価格  C:予算販売量

 

 

 

 

 

 

 

本問のような予実差異は下図のようなBOX図が便利です。

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このBOX図のポイントは「内側に予算を明記」することです。それが出来ればあとはカンタンな四則の計算だけです。
本問は価格差異を出しますから、価格の変化に販売量を掛け算するだけですね。予算に対しての変化の部分を引き算します。また、その変動が正なのか負なのかで有利差異なのか不利差異なのかが分かります。

「予算上は、予算価格<A>で販売予算数量が●だから売上高が▲なのに、
 実際は、価格<B>で販売数量の実績が○だったので売上高が□だった」

ということですよね。価格差異の分析は価格の変化を引き算します。数量差異の場合には数量の変化を引き算します。

ゆえに、正解は、ア である。