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自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

財務会計【平成25年度 第23問】

【平成25年度 第23問】
 現物株単位の買いポジションと当該株式を原資産とする個別株プットオプション1単位の買いポジションを組み合わせた戦略の損益を表す図表として、最も適切なものはどれか。なお、Xは権利行使価格である。

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ここでプットオプションをおさらいしましょう。
プットオプションは「売る権利」であり、プットの買いは「売る権利を買う」ことを意味します。「いつに、○円で売る権利を買う」ということで、このオプションの購入代金がオプション価格(オプションプレミアム)です。

さて、このプットの買いは、原資産価格が値下がりすると利益が生じます。逆に値上がりすると最大損失はオプションプレミアム分です。
プットの買いの場合、原資産価格>権利行使価格なら権利を行使して売却します。その差分が利益(イン・ザ・マネー)になるということです。
このプットの買いの損益図を、本問の選択肢の図で表すならイの図表になりますね。

ところで、本問はこのプットの買いに現物株の買いポジションを組み合わせた図表を選ぶ問題です。
現物株は、値上がりすれば利益になるし、値下がりすれば損失になるので図表のXを通る右上がりの直線になります。
株価がXまでは、プットの買いは差分が減少する一方で、現物株の買いは利益が上昇します。
株価がXを超えると、プットの買いはオプションを行使する意味がなくなりますから損失はオプションプレミアムのみである一方、現物株は値上がりすればするほど利益が出るわけですから、Xを超えても利益が増えていきます。
したがって、株価がXまでは、「利益減」+「利益増」=横ばい。
株価がXを超えると、「損失一定」+「利益増」=右上がり。
したがって、このような損益図を示す図表はウ。
ゆえに、正解は、ウ である。