財務会計【平成19年度 第15問】
【平成19年度 第15問】
Z株式1株を原資産とする1プット・オプション(ヨーロッパ型オプションで権利行使価格525円)とZ株式1株からなるポートフォリオを所有している投資家がいる。この投資家が、当該ポートフォリオをプット・オプションの満期時に精算するとき、満期時のZ株価が500円である場合と600円である場合の収入に関する記述として、最も適切なものはどれか。ただし、売買手数料、税金は考えないものとする。
ア 満期時の株価が500円のとき500円の収入、満期時の株価が600円のとき
600円の収入。
イ 満期時の株価が500円のとき500円の収入、満期時の株価が600円のとき
675円の収入。
ウ 満期時の株価が500円のとき525円の収入、満期時の株価が600円のとき
600円の収入。
エ 満期時の株価が500円のとき525円の収入、満期時の株価が600円のとき
675円の収入。
これって、“プットオプション”というオプションが付いたZ株式の現物を1株所有している、という意味なんかな。
プットオプションということは売る権利だ。しかも、権利行使価格が525円だから、満期時にプットオプションを売れば525円のゲットできるということだ。
ってことは、満期時に525円を下回る価格だったら、オプションを売れば525円だから利益が出るじゃん。
そんときは、現物はキープしておけばいいよね。
逆に、満期時に525を上回る価格だったら、オプションは行使せずに現物を売ればその差額が利益になるんだよね。
そうすっと、満期時が500円なら、オプションを行使して525円をゲットすればいいんだ。
逆に、満期時が600円なら、オプションを行使しないで現物を売って600円をゲットすればいいんだ。
以上により、ウ が正解である。