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自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

運営管理【平成23年度 第15問】

平成23年度 第15問】
 標準時間の算定法に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア PTS法では、長時間の作業の標準時間を簡便に算定することができる。
イ 経験見積法では、余裕時間を必ず別途算定しなければならない。
ウ 実績資料法では、精度の高い標準時間を得ることができる。
エ ストップウォッチ法では、レイティングを行う必要がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IEでは、標準時間を算定するのに、時間研究という方法がありました。
まずは、ストップウォッチ法ですが、要素作業ごとにストップウォッチで時間を測定し、レイティング処理した後、ワークサンプリングなどで余裕率を算出し標準時間を求める方法です。だからストップウォッチ法はレイティングが必要なんですね。
次は実績資料法です。過去の実績資料をもとに標準時間を見積もる方法。個別生産向き。繰り返しの少ない作業向き。精度が低いです。
次に経験見積法。熟練工や監督者などの経験者が、過去の経験的判断から時間を見積もって標準時間とする方法。個別生産で繰り返し作業の少ない作業に適している。主観的で見積者のクセが出るといわれています。
さらには標準時間資料法です。作業時間のデータを分類・整理して、時間と変動要因との関係を数式、図、表などにまとめたものを用いて標準時間を設定する方法、とJIS定義。これは直接時間を観測しているわけではないので、レイティングの必要はないです。標準資料作成に手間がかかるという欠点がある一方で、同じ要素作業の発生が多い作業に向いているらしいです。

最後に、PTS法ですが、既定時間法とも呼ばれ、作業を微動作(サーブリック)のレベルまで分解し、あらかじめ定めた微動作ごとの作業時間値を積み上げて、標準時間を求める方法。微動作レベルなので個人間の差異はないものとし、レイティングは不要とされます。サーブリックだから、道具や機械によりコントロールされる作業には適用できないし、分析に時間がかかる。逆に、短サイクル作業、繰り返しの多い作業には向いているといわれています。

つまり、
ア:PTSは長時間向きじゃないし、簡便に出せないし、
イ:経験で見積もるから余裕時間は含まれることが多いだろうし、
ウ:実績資料に基づくのは一見精度高そうだけれど、精度は低い。実績資料から簡単に見積もることができるだけだし、
エ:ストップウォッチ法ではレイティングが必要。

ということで、正解は、エ である。