財務会計【19年度 第1問】
論点別に過去問などをこなしていく方法を“タテ解き”と呼んでいる。
財務会計のタテ解きを始めたのは、当時のメモによると2015年になりたての1月であった。
著者が目指す国家試験でキモになるであろう財務会計に注力し、7割方スピ問様が解けたところでタテ解きに入ることにしたのだが、使用した教材は「過去問マスター」だ。論点別にまとまっているし、何よりもページをめくらないと解答が分からないところがよい(笑)
こうして著者は学習計画に則り順調に学習内容を消化していった。これはそのときの記録。
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【平成19年度 第1問】
次の空欄Aに入る最も適切な金額を下記の解答群から選べ(単位:千円)。
資産(期首) 640
負債(期首) 280
資産(期末) A
負債(期末) 340
収益 810
費用 930
当期純利益 ( )
その他純資産の変動の増加分 210
その他純資産の変動の減少分 190
〔解答群〕
ア 560 イ 600 ウ 720 エ 840
そもそも貸借対照表は、貸借平均の原則により、資産=負債+純資産が成り立つな。
だから、期首は、資産640、負債280だから、期首の純資産は360のはず。
で、収益とか費用という言葉は損益計算書に使われたっけな。
だから収益810-費用930=120の損失だ。
また、純資産の変動分として、増加210、減少190だから全体として20増えてる。
当期純利益は純資産に含まれるので、当期純利益の損失分120と純資産の変動分20とで
当期純利益の損失分は100となるな。
そうすっと、期末の純資産は期首にくらべて100減少しているのだから
期末の純資産は、期首純資産360-当期純利益△100=期末純資産260だ。
ゆえに、期末の負債340+期末純資産260=期末の資産600となる。
だから、正解は、イ だ。