財務会計【平成20年度 第18問】
【平成20年度 第18問】
MM理論を説明している記述として、最も適切なものの組み合わせを解答群から選べ。なお、文中の企業価値は負債の価値と自己資本の価値の合計額を意味する。
a 法人税がないと仮定したとき、企業価値は資本構成と無関係である。
b 法人税がないと仮定したとき、企業価値は負債の利用度が高まるほど高まる。
c 法人税が存在する場合、企業価値は資本構成と無関係である。
d 法人税が存在する場合、企業価値は負債の利用度が高まるほど高まる。
〔解答群〕
ア a と c イ a と d ウ b と c エ b と d
これは超基本問題だね。MMの第一命題と第二命題のことだ。
こういう問題こそ、勘違いしたりケアレスしたりしないように注意したいね。
ところで、負債を利用するとその分だけ企業価値が高まるとしたのがMM理論だけれど、負債利用による節税効果額を負債コストで割り引くと負債価値が算出できます。念のため。
正解は、イ です。