二次試験振り返り(事例2)
今年は老舗旅館が取り上げられていました。
出題は4問。字数は450字。少ない、と思いました。
昨年は事例2で失敗してしまったのでかなりナーバスになっていたことを覚えています。もう失敗はすまい。大外し、しなければ合格できる試験なのだ、と言い聞かせながら本番に臨みました。
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試験対策にあたり、意識したのは「盛り込み過ぎない」ということでした。何でもかんでも書かない、詰め込み過ぎない、ことを意識しました。
加えて、解答フレームとしては、「ダナドコ」を意識するようにしました。極論を言えば、常にダナドコで解答するくらいな意識です。
ダナドコ、とは、「誰に」「何を」「どのように」➕「効果」の頭文字をとったものです。とある方、の受け売りです。ターゲット➕4P、です。
試験対策は、ここから逆算でやるべきことを設定しました。
ダナドコ、を踏まえ、
「誰に」が解答要素になるなら、与件文中で「誰」をマークすべきで、それは顧客、競合、新たな顧客、協力者、な訳です。
「何を」は製品・商品に相当する部分で、当該事例企業の製品や商品です。また実は、それが強みになっていたりもします。
「どのように」はプロモーションに相当します。販促ですね。これは与件文中にある成功事例を横展開すればいいと解釈しました。
「効果」は、そもそも事例2のテーマは売上増加です。だから売上増加を2軸で捉え、販売単価を向上させて売上増加を図るのか、来店回数や個数、頻度を増やして売上向上を図るのかまでを記述するように心がけました。
結果的に、事例2は無事に終えることができました。
2年前の事例2はA評価だった。でも、昨年はC評価。大外しするとこうなってしまうという反面教師になったと思います、自分でも。
過去問は平成25〜29年度の5年分を1回転。それしか解いていません。だから、3回目の二次試験、だからですって。
ダナドコフレームを意識して手書きで回答しただけです。
『企業診断』の付録問題は解きました。変な癖のある問題が多かったですがね。
総じて事例2は大きく変容しようのない科目なのかもしれません。テーマが売上増加だし、制約条件をなくすと無数に解答が書けるからです。だから、ダナドコに制約をつけて解答させる問題が、今後も続くのではないでしょうかね。
え? 難化しないのかって?
そりゃ、いつかの、
「コーズ・リレーテッド・マーケティング」
みたいな問題を出せば、点数は下がるだろうけれど。