自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

運営管理【平成24年度 第13問】

【平成24年度 第13問】
 過去の需要量の時系列データを用いる需要予測法に関する記述として、最も不適切なものはどれか

ア 移動平均法では、データが過去にさかのぼるほど、その重みが増加する。
イ 移動平均法の予測制度は、用いるデータの数に影響される。
ウ 指数平滑法では、データが過去にさかのぼるほど、その重みが減少する。
エ 指数平滑法の予測誤差は、平滑化定数の値に影響される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

移動平均法には、いわゆるフツーの平均をとる単純移動平均法と、使用するデータに重みをつけて平均値を求めるという加重平均法とがあります。
指数平滑法は、直近のデータほど重く、古いデータほど重みを減少させて重み付けする移動平均法のことです。
これらを踏まえて選択肢を検討しましょう。

ア:移動平均法はフツーの平均です。だから過去のデータだからといって重みが増加するわけでもないです。
イ:フツーの平均ですから、使用するデータ数がその平均値に大きく影響を与えますね。
ウ:指数平滑法は古いデータほど重みを減少させますので正しい記述です。
エ:指数平滑法は、その計算式の中に平滑化定数を用います。この平滑化定数の値によって予測値が変わってきますから、平滑化定数の値によって予測値が影響を受けるという記述は正しいといえます。

以上により、正解は、ア である。