結局は自分で見つけろってこと
生徒「先日のブログで『経済学は石川の経済だけ』と書いてありました。具体的にどういうことをしたのかもっと詳しく教えていただけないでしょうか」
著者「分かりました。あ、もちろん過去問はやりましたよ」
生徒「承知しております」
著者「自分の場合には過去問を output することよりも理解が不足していると思ったんですね。ですからまず第一に理解することだと思って石川の経済をやりました」
生徒「ちまたでは過去問を解くといいみたいなことが叫ばれていますよね」
著者「そうですね。でも画一的な学習方法ではなく自分に合った学習法を見つけることが重要だと思います」
生徒「過去問やりながら論点を押さえることで対処できるのではないでしょうか?」
著者「それが自分には出来なかったんです」
生徒「??」
著者「自分は何事も体系的に順序だてて整理していかないとダメなクチでして過去問で問われているからそこを学ぶ的な学習法は向いていないんです」
生徒「なるほど」
著者「経済学は同じ論点を連続で出題する傾向がありますね。だからそういう意味では過去問ありきでいいとは思うんですよ。でも、論点は類似していても問われ方まで似ているとは限らないし、経済学は難易度の上昇下落がハゲしいから難易度が上がった年度に対応するためには理解が重要だ、と」
生徒「なるほど」
著者「過去問重視だと、似ている論点と似ている問われ方であればうまくハマって4点をゲットできると思います。近年の傾向から過去のトレンドが当てはまらなくなっているような気がしていましたし、H28年度のように一次試験がじゃじゃ馬のごとく難易度がハゲしくフレると一次突破も厳しくなります」
生徒「過去問は必要ない、と?」
著者「いやいや、過去問は必要です。絶対必要です。過去問が最良の教材なのは間違いないです」
生徒「ではどうして石川の経済を使ったんですか? 過去問が最良の教材なんでしょ?」
著者「そうです。もっともメインの教材を何にするか、です」
生徒「メイン教材はT○Cのスピテキです」
著者「自分もスピテキでした。でもスピテキは過去問の論点を最大公約数的に集約したものですから、体系的に学習したいと思っていた自分には向いていなかったんです」
生徒「なるほど」
著者「で、石川の経済にたどり着いたわけです」
生徒「石川の経済は全てを網羅していたのですか?」
著者「今まで出題のあった論点すべてを網羅していたわけではありません。そういう論点は自力でやるか、または諦めました」
生徒「潔いですね」
著者「経済学だけ勉強すればいいわけではありませんでしたからね」
生徒「で、結果としてどうだったんですか?」
著者「初年度からハナシを遡りましょう。初年度とはH27のことですが、H27のTAC模試は56点。本試験は52点。H28のLEC模試は88点、TAC模試は76点、本試験は84点。結果的にはこのやり方が成功したと言えそうです」
生徒「私もそうやった方がいいでしょうか?」
著者「いやいや、オススメできませんね。自分に合うやり方を早く見つけるのが先決だと思いますよ」
生徒「自分に合うやり方、ですか・・・」
著者「そうです。だから早めの学習をすることで先行者有利となるんですね。これは試行錯誤を繰り返すことで、自分に合う学習方法が見つけられるからということを意味しています」
生徒「なるほど、ですねぇ」