自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

診断士資格の価値を知らないであろう、我が勤務先

実は、著者が中小企業診断士試験を受験し、現在筆記試験の合格発表待ちであることを知っている人は勤務先内では少ない。いや、正確に言おう。1名を除いて知らない。その1名とは元社長。

 

元社長に直接的に「中小企業診断士を受けてみたら?」と誘われたわけではない。元社長には「社外との交流」を強力に勧められただけだ。「他流試合」とかいわれた気がするが、要するにゆでガエルにならずに世間を見てみろ、ということであったと解釈している。

当時はその元社長の下で懸命に働いていた。一生ついていこうとは思わなかったけれど、少なくとも尊敬できそうな気がした。

その社長が「他流試合」を勧めてきた。その元社長も社長業が終わると社会人向けの大学院に通って経営学を学んでいるという。あまり頭脳明晰ってタイプでもないから、と遠慮がちに話をしてくれたのを覚えている。

その元社長が退任するのに伴って、中小企業診断士試験を受けてみようと決めた。国家試験だし職務の幅も広がるし将来独立も視野に入れることが出来る。問題は難関試験といわれている国家試験に合格できるかどうか、だと思った。

当試験に合格することで元社長に胸張って報告できるし、何よりも箔がつく。国家資格を得ることで対外的にも幅が広がる。労働市場からも一定の評価を受ける。だから苦労してでも目指すべき価値がある資格なのではないか、と思った。

 

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今回の受験は、別に隠しているわけでもないし、積極的に口外しているわけでもない。口外したところでその価値を理解してくれる人はほぼ皆無だろうし、隠したところで価値を理解していないんだから問題ない。件の元社長には結果報告だけするつもりだが、合格後どうするかまでは伝えるつもりはない。

 

筆記試験の発表後、運よく番号を見つけたらガッツポーズするんだろうな。勤務中だからこじんまりガッツポーズするけれど、周囲は怪しいと感じることだろう。そのときはそのときだ。苦労して合格を勝ち得たんだ。周りにどうこう言われる筋合いなんかないさ(笑) いろいろとツッコまれたらちゃんと説明してやるさ。合格してしまえばこっちのもんだし(笑) 

 

 

ということで、勤務先内では合格しても声高に言い騒ぐことはしないつもり。