よくも5割も取れたものだ
正直に告白すれば、事例4はめちゃくちゃだと思っていた。足切りにならなきゃいいなとも思っていた。設問1と設問4でなんとか足切り回避を狙ったくらいだから。
事例4は財務会計的な出題。一次試験の財務会計は不得意ではないし、むしろ得点源であった。だが、事例4になるとなかなかてごわいと感じていた。最初から意思決定会計のNPVは捨てようと思っていたし、その他で点数を積み上げていくしかないと思っていた。最初からそういう作戦だった。
この年は5年に1度出題されているCF計算書の問題が出るであろうともっぱらの噂だった。結果としてちゃんと出題されたし、難易度もかなり低めで易しい部類だった。でも、たぶん、間違えた。世間で公表されてる模範解答とやらと違うから。
いずれにしても54点だった。あの感触で54点だった。
この試験は当日の感触と出てくる結果にかなりの乖離が起こる試験だ。
4事例を終えて、それほど疲労感はなかった。翌日から激務の仕事が始まると思うと事例5に立ち向かう気力がなかった。
※事例5というのは試験終了後の飲み会のこと。
二次試験は4つの事例で突出していい点数を取ろうと思うよりも各事例で60点に乗せることを最優先に考えたほうがよい試験なのではないかと思う。
一つの仮説としてC評価があると、他科目で得点調整をくらって不合格。
自分の勝手な解釈として、C評価があったからダメだった。Cがなければなんとか出来たのかもしれない。つまり、
各事例で平均的に6割を目指すべき
という方向性が定まった。
突出していい点数があってもよいが、突出して悪い点数(C評価)があるとダメ
だということだ。
そう考えると腑に落ちてきた。二次試験の対策へのモチベーションが回復しつつあるように感じた。
※当然に著者なりの解釈だから鵜呑みにしないで下さい