自称週末ファーマーの国家試験受験記

自己啓発の延長なのか、自己実現の手段なのか、はたまた意地の張り合いか。生きているうちに“何か”を成し遂げたいから走り続けているような感じがする

診断士資格の価値を知らないであろう、我が勤務先

実は、著者が中小企業診断士試験を受験し、現在筆記試験の合格発表待ちであることを知っている人は勤務先内では少ない。いや、正確に言おう。1名を除いて知らない。その1名とは元社長。

 

元社長に直接的に「中小企業診断士を受けてみたら?」と誘われたわけではない。元社長には「社外との交流」を強力に勧められただけだ。「他流試合」とかいわれた気がするが、要するにゆでガエルにならずに世間を見てみろ、ということであったと解釈している。

当時はその元社長の下で懸命に働いていた。一生ついていこうとは思わなかったけれど、少なくとも尊敬できそうな気がした。

その社長が「他流試合」を勧めてきた。その元社長も社長業が終わると社会人向けの大学院に通って経営学を学んでいるという。あまり頭脳明晰ってタイプでもないから、と遠慮がちに話をしてくれたのを覚えている。

その元社長が退任するのに伴って、中小企業診断士試験を受けてみようと決めた。国家試験だし職務の幅も広がるし将来独立も視野に入れることが出来る。問題は難関試験といわれている国家試験に合格できるかどうか、だと思った。

当試験に合格することで元社長に胸張って報告できるし、何よりも箔がつく。国家資格を得ることで対外的にも幅が広がる。労働市場からも一定の評価を受ける。だから苦労してでも目指すべき価値がある資格なのではないか、と思った。

 

***

今回の受験は、別に隠しているわけでもないし、積極的に口外しているわけでもない。口外したところでその価値を理解してくれる人はほぼ皆無だろうし、隠したところで価値を理解していないんだから問題ない。件の元社長には結果報告だけするつもりだが、合格後どうするかまでは伝えるつもりはない。

 

筆記試験の発表後、運よく番号を見つけたらガッツポーズするんだろうな。勤務中だからこじんまりガッツポーズするけれど、周囲は怪しいと感じることだろう。そのときはそのときだ。苦労して合格を勝ち得たんだ。周りにどうこう言われる筋合いなんかないさ(笑) いろいろとツッコまれたらちゃんと説明してやるさ。合格してしまえばこっちのもんだし(笑) 

 

 

ということで、勤務先内では合格しても声高に言い騒ぐことはしないつもり。

 

 

ほんと、モヤモヤ

さて、何度も言うが筆記試験の合格発表は12/9だ。今日が12/6だからあと3度眠れば否が応でも12/9を迎える。

さすがに現時点で採点結果も出ているだろうし、今は事務処理的なことをやっているんだろうなと想像しつつ待たされる全国5,000人の受験生は気が気でないわけだ。例年の傾向なら合格率はおおよそ20%と見込まれるからだいたい1,000人ほど。その中の一人に入っていたいと全国の受験生は思っているに違いない。

 

ホント、ドキドキだ。

大げさかもしれないけれど、今回の結果は今後の人生を左右すると著者は考えている。「なんとかなっているさ」と楽観的な自分と「そんなに甘くないさ」と悲観的な自分。能天気に楽観視できるほどうぬぼれていないし、悲壮感たっぷりになるほど絶望的でもない。モヤモヤ、なのだ(笑)

 

 

一次試験は勉強の質×勉強の量で合否が決まる、らしい

この年末年始は簿記の勉強以外にはのんびりまったりするつもりでいる。なんやかんや昨年一昨年は

「年末年始くらいはゆったりのんびりしようかな」

とか思っていたのだが、平生と変わらぬ生活をしていたような記憶がある。

元日くらいは朝から酒飲んでまったり過ごすのもよし、と思っていたが規則正しく生活していた。ソファで横になりながら眺めていた放送大学CAPMのことを「キャップエム」と読むことを知った。ささやかな最近の年末年始の思い出だ。

 

***

実はH27財務の一次試験は惨敗した。過去最高に平均点の高い試験で科目合格できず、しかも56点という最も悔しい点数であった。これは例えるなら、夏の甲子園大会予選の決勝戦で延長戦の末逆転サヨナラ本塁打で負けたくらいの悔しさ、と言っても過言ではない(笑) 

実はH27の敗退はファイナンスの不出来が要因であった。だから一次試験終了後の8月早々にはファイナンス理論の勉強を始めていたくらい。そもそも基本というか理屈さえ理解できていなかったといえる。

何度も言うけれど、自分は体系的に学ばないと理解が進まないタイプである。一方では満点が取れない試験だから難問があり、その難問を解くために理解する必要があるといった罠が存在し、挙句の果てには一次試験突破に何年もかかってしまうといった弊害もある。いろんなものに手を広げすぎて結果的に消化不良になって自滅するパターンのやつだ。

同時に著者には不要の問題であることも確かだ。もっとも著者はそうなる可能性も考慮していたし、そもそも100点満点を狙うことを諦め、点数を積み上げる方式に試験戦略を再構築していたのだから。

 

一次試験は勉強の質×勉強の量で合否が決まるという。加えて勉強の習慣化も重要なふファクターである。決められた時間に決められた量の勉強を決められただけ行うといった、ごくごくフツーのことが合否を決めるのではないか。

むろん勉強の成果が素直に反映されるような試験においては有効な手段。近年の法務や情報システムのような難易度ではそうカンタンに行くまい。情報で合格点をとるためには何か特別な手段が必要になるのではないだろうか?

 

 

体得と理解と

何度も言うようだけれど、著者が診断士試験を目指したときに財務会計がネック科目になると思っていた。自分にとっては未知の領域であったし、食わず嫌いな面もあった。だから最初に財務会計と向き合ったとき、理解よりも体得だと思った。だから理解は後回しにして手を動かすことを優先し、なんとか平均点が取れるようになろうと思ったものだ。

 

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財務会計について無知であったがために、さまざまな情報を入手した結果としてスピテキやスピ問を回転させることでナントカというような意思決定をした。その結果、一年目の一次試験は平均点が高かったにも関わらず科目合格すらできず惨敗した。

 

やはり自分は体系的な理解が必要だと思ったのは一次試験惨敗後の8月下旬のことだった。だから(遅ればせながら)簿記学習を始めたのだ。

 

診断士試験は100点を取らせないために重箱の隅を突くような問題を出す傾向が強い。制度会計も管理会計ファイナンスも難問は出る。仕方のないことだ。

 

ある意味では簿記というのはルールだから体を動かすことで習得し、理解は後回しのようなイメージがある。自分にとっては簿記論点を学習したことで点と点がつながったような感触を得た。一年目の学習で分かったような分からないような論点は、簿記を学んだことで理解できるようになった。

だから著者にとっては簿記学習は十分に効果のあるものであった。簿記2級までの学習を終えた段階で、財務会計の一次試験は突破できる確信を得た。5月のLEC模試と7月のTAC模試もそれなりの手ごたえをもった。本試験は76点。ミスった問題のすべてが最後の2択で負けたもので、全く分からなかった問題はなかった。

 

著者は独学であり、受験予備校のお世話になったのは一次試験の模試だけだ。だから受験校の学習のスケジュールなどは皆目見当も付かないが、受験校に通えるのであれば受験校の力を借りるのが賢明だろう。

 

ま、受験校の多くは

 

「簿記は不要」

 

と言うのだろうけれどね。

今後のスケジュール

いよいよ来週の金曜日、12/9に筆記試験の合格発表がある。あと一週間というのが長いんだよなぁと思う。

 

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12月9日金曜日  10:00筆記試験の合格発表  会社の忘年会

12月10日土曜日  口述試験セミナー&懇親会

12月18日日曜日  口述試験

翌1月5日     二次試験合格発表

 

なんていうスケジュール感なんだけれどこれは運よく筆記試験に合格していたら、という前提がある。

正直言うと筆記試験に合格しているイメージが全く沸かない。ヤバいかも、という気持ちしかないわけで試験終了後にも思ったことだけれど、合否は神のみぞ知る、という感じ。筆記試験の合否発表を来週に控え、ポジティブにもネガティブにも思えてしまう今日この頃である。

 

空の色が変わって見えるだろうか・・・?

 

あっち側に行けるだろうか?

 

 

石川の経済、青と赤

『石川の経済』は公務員試験などの国家試験対策に用いる入門書的な位置づけのテキストだ。とても親切に書かれたテキストだ。本テキストに無料の動画を視聴し、セットでチャプターを消化したことを覚えている。

 

当然に本テキストはミクロ経済とマクロ経済に分かれている。個人の消費行動と企業の生産行動について、効用を最大化する行動と利潤を追求する行動とを学ぶのがミクロ経済。個々の企業と個人について論じるわけだ。もちろん、ここには個人の効用を最大化しようとする効用最大化行動と、企業が利潤を追求するという利潤最大化行動について学ぶ。市場で決まる価格。完全競争市場や独占市場、資源をいかに効率よく配分するかといった余剰分析。ゲーム理論。石川の経済では赤いテキストだ。

一方、青い本が国単位での経済活動について考えるのがマクロ経済。どちらもとても分かりやすい。

 

診断士試験ではミクロ経済の方が得点しやすいと言われているが、著者は反対にマクロ経済の方が得点源であった。これは完全な好き嫌い。でも今にして思えばミクロの方が論点的には易しい気がする。石川の経済は導入から易しく解説してくれている。テキストの内容よりも石川先生の人柄が好きで、という受験生も少なくない。

 

自分は石川の経済で経済学で高得点が取れたと思っている。スピテキでもスピ問でもなく石川の経済だと思う。それなりにコンプリートするには時間を要するけれども結果的には自分に合った学習法であったといえる。

 

 

 

 

結局は自分で見つけろってこと

生徒「先日のブログで『経済学は石川の経済だけ』と書いてありました。具体的にどういうことをしたのかもっと詳しく教えていただけないでしょうか」

著者「分かりました。あ、もちろん過去問はやりましたよ

生徒「承知しております」

著者「自分の場合には過去問を output することよりも理解が不足していると思ったんですね。ですからまず第一に理解することだと思って石川の経済をやりました」

生徒「ちまたでは過去問を解くといいみたいなことが叫ばれていますよね」

著者「そうですね。でも画一的な学習方法ではなく自分に合った学習法を見つけることが重要だと思います」

生徒「過去問やりながら論点を押さえることで対処できるのではないでしょうか?」

著者「それが自分には出来なかったんです」

生徒「??」

著者「自分は何事も体系的に順序だてて整理していかないとダメなクチでして過去問で問われているからそこを学ぶ的な学習法は向いていないんです」

生徒「なるほど」

著者「経済学は同じ論点を連続で出題する傾向がありますね。だからそういう意味では過去問ありきでいいとは思うんですよ。でも、論点は類似していても問われ方まで似ているとは限らないし、経済学は難易度の上昇下落がハゲしいから難易度が上がった年度に対応するためには理解が重要だ、と」

生徒「なるほど」

著者「過去問重視だと、似ている論点と似ている問われ方であればうまくハマって4点をゲットできると思います。近年の傾向から過去のトレンドが当てはまらなくなっているような気がしていましたし、H28年度のように一次試験がじゃじゃ馬のごとく難易度がハゲしくフレると一次突破も厳しくなります」

生徒「過去問は必要ない、と?」

著者「いやいや、過去問は必要です。絶対必要です。過去問が最良の教材なのは間違いないです」

生徒「ではどうして石川の経済を使ったんですか? 過去問が最良の教材なんでしょ?」

著者「そうです。もっともメインの教材を何にするか、です」

生徒「メイン教材はT○Cのスピテキです」

著者「自分もスピテキでした。でもスピテキは過去問の論点を最大公約数的に集約したものですから、体系的に学習したいと思っていた自分には向いていなかったんです」

生徒「なるほど」

著者「で、石川の経済にたどり着いたわけです」

生徒「石川の経済は全てを網羅していたのですか?」

著者「今まで出題のあった論点すべてを網羅していたわけではありません。そういう論点は自力でやるか、または諦めました」

生徒「潔いですね」

著者「経済学だけ勉強すればいいわけではありませんでしたからね」

生徒「で、結果としてどうだったんですか?」

著者「初年度からハナシを遡りましょう。初年度とはH27のことですが、H27のTAC模試は56点。本試験は52点。H28のLEC模試は88点、TAC模試は76点、本試験は84点。結果的にはこのやり方が成功したと言えそうです」

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生徒「私もそうやった方がいいでしょうか?」

著者「いやいや、オススメできませんね。自分に合うやり方を早く見つけるのが先決だと思いますよ」

生徒「自分に合うやり方、ですか・・・」

著者「そうです。だから早めの学習をすることで先行者有利となるんですね。これは試行錯誤を繰り返すことで、自分に合う学習方法が見つけられるからということを意味しています」

生徒「なるほど、ですねぇ」

 

 

経済学は自分に合う教材で学ぶ

今日は11月30日なので11月の終わり。1年の91.67%(小数点第三位を四捨五入)が終わることとなる。思い返してみると早いものだなぁ。

これであっという間に年末を迎えることになり、世間がせわしくなる。

また同時にクリスマス的な雰囲気が全開となり華やかな気分にもなれる。クリスマスが終われば年末年始。西洋的なものと和風のものが一瞬にして切り替わるという不思議の国、ニッポン。そんな国に長いこといると、こういうのも悪くないと思う今日この頃。

 

***

先日、久しぶりに動画で石川先生を観た。あ、石川秀樹先生ね、経済学の。思えばこの人の動画&本がなければ経済学の高得点はなかったのではあるまいか。

27年度一次:52点 ⇒ 28年度一次:84点

 

我ながらたいしたもんだと思う。

試験終了後には「出来たは出来たけれど、合っているかどうか不安だなぁ」という感触だった。昨年の二の舞にならないようにタイムマネジメントだけには気をつけた。とにかく、出来ない問題は先送り。出来る問題からやっつける。すると、どうだろう、全部出来るではないか。出来ない問題で先送りした問題はなかった。不思議なもんだ。

 

※以下、著者の感想。独断に基づいた感想。真に受けてはいけない。

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自分にとってはT●Cのスピテキやスピ問は不親切な教材であった。本当に優秀な人はアレでOKなんだろうけれど、自分にとっては不十分だった。

巷に流布している情報からスピテキとスピ問、過去問で十分、みたいなハナシを真に受けてしまった。するとどうだろう? 本試験は全く歯が立たなかった。それでも「自分は全部解けるのだ。解いてみせる。100点を目指すのだ」とかいうワケ分からない思い込みがあったがためにタイムマネジメントに失敗。自爆したのだ。

 

一次試験敗退後、ゼロからやり直した。二年目は石川の経済だけを勉強した。具体的にはミクロ、マクロの本を入手し、Youtube の動画を見まくった。電車の中で、トイレの中で、食事の支度をしながら、犬の散歩をしながら、スキマ時間のすべてを石川の経済につぎ込んだ。時間的には相当な時間が必要だったのだが、それでも点が線になり、線が面になるといった、歯車がかみ合う感触がたまらなく快感だった。

1回転を終えたのはGW前。だから力試しにLEC模試を受験した。2回転を終えた7月にTAC模試を受験した。結果としてはなかなかよい成績だった。だから少なくとも自分にとっては石川の経済との相性が良かったのだと言える。

 

続く。

 

 

ブログは備忘録

正直に告白すると、自分はどんな職種が向いているのか分かっていない。何でも出来そうな気がするが、何かも中途半端に終わってしまう気もする。今まで著者の人生は何もかもが中途半端だった、何一つやり遂げたことがなかった人生だったと自己評価している。

だから少なくとも自分の自由意志で何かをやり遂げたいと思った。それが診断士試験へのモチベーションのひとつだったのかもしれない。今は結果判明を待つばかり。

 

***

なぜ受験を志したか、という受験理由はモチベーションの維持管理に必要不可欠。何せ受験機会は一年に一回しかないのだから。それに本試験、本資格取得は本人たちの自由意志によって決められるものであるから途中で投げ出すことも出来る。無理やり取得する必要もないし、取得していないからといって世間体が悪くなるわけでもない。後ろ指差されるわけでもない。

 

さて、当ブログは中小企業診断士試験に関する備忘録的位置づけのブログだ。勉強方法やモチベーションの維持管理について文字で残すことを目的としている。ちょいと振り返るとき、読み返すと少し赤面ものだが備忘録にはなっている。だからモチベーションが薄れたときには当ブログを読み返す。人間というものは「よいこと」は忘れやすいが「イヤなこと」「屈辱的なこと」は忘れないものだ。だから意図的に文字に残すことで当初の志を忘れずに済む。人間は“嫉妬心”の方がパワーが強い気がするからね。

 

***

著者は一次試験突破に2年を費やした。運よく筆記試験を突破できれば2年で試験勉強にピリオドが打てる。

「楽しかったか?」と問われれば、楽しかったと答えるし、

「苦しかったか?」と問われれば、苦しかったと答えるだろう。何が苦しいって全てのプライベートを投げ打って勉強に費やしたということだった。

だからこそ今回の筆記試験で決めたい。

そして周りに自慢するのだ(笑) 苦しんだ末に合格したんだぞ、と。

 

 

 

資格取得の動機なんかいろいろある

先日ある人からどうして中小企業診断士を受験したのかと問われた。中小企業診断士になりたいんだと応えると彼は納得してくれなかった。どうやらもう少し異なる理由を聞きたかったらしい。

そこで改めて考える。

どうして診断士試験を受験したのだろうか、と。

1年という時間を、1年というコストをかけてまでどうして受験してのだろう、と。

 

中小企業診断士試験は多くの国家試験がそうであるように一年に一回しか受験機会がない。だから当然にそのときの試験がダメだった場合は一年後にリベンジの機会を求めるしかない。ゆえに当試験のみならず多くの国家試験はモチベーションの維持・管理が重要となってくる。確かに現在、筆記試験の結果待ちという段階では、もし筆記試験がダメだった場合に来年もチャレンジするぞといった気力がわいてこないのが正直なところである。現在がモラトリアムの期間だからといういこともあるが、正直言えば今は抜け殻状態。したがって、先のことまで考えることができないというのが本音である。

 

漠然とコンサルタントに興味関心があった。

でも年齢的にコンサルタントの事業会社を目指すことは厳しい。であればコンサルタントの国家試験である診断士を取得するのはどうか?

さらに言えば、40歳半ばにもなってこのまま燃え尽きることもなく生きていていいのだろうか? 自分はこのままでよいのかといった、自分に対する危機感もあった。

消極的な理由では、勤務先に対して漠然とした不安もあった(もちろん現在もそう思っている)。典型的な中小企業であり典型的な同族企業。典型的なワンマン体質。自分が世の中で一番偉くて何でも知っているのだといわんばかりの経営者。狭い日本だけがマーケットであり、先見の明がない経営者。視野が狭いことこの上ない。

そういう勤務先に所属していることこそ診断士を目指させた理由なのかもしれない。だから危機感を感じたのではないか・・・。

 

著者は定年まで現在の勤務先に勤めようとは思っていない。とはいえ定年後も第一線で働きたいと思っているし、出来ることなら自由気ままに生きていきたい。そのためにはサラリーマンではなく個人事業主になれるように、何か強みがなくてはならないと思った。そのために国家が認める資格が得られればいいな、と。だから資格取得を目指したのかもしれない。もっともらしい理由だ。ただ単に勉強が好きで知識欲が豊富で自己啓発目的だけなら試験合格には拘りはすまい。

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まだ今回の筆記試験の結果が出ていないのでモヤモヤとした感じが続いている。そろそろ先のことを考えつつ、今後の身の振り方も含めて真剣に考えていくべきなのだろう。

 

***

冒頭の質問主。

聞きたかったことは社会人しながらどうやって勉強時間を捻出したのかということだった。だから正直に伝えた。

趣味など一切のプライベートを犠牲にして勉強時間に振り向けた。当然に仕事している平日であっても寸暇を惜しんで勉強した、と。

彼は独身。時間はたっぷりとあるはずであった。

 

28年度の一次試験は総得点の59%が合格ラインです

先のエントリで運営管理について書いた。

実は著者は運営管理は得意なのだが、28年度の本試験では59点とずっこけた。幸いにも27年度で合格していたので苦手科目(法務や情報)を補填する意味合いで科目免除せずに受験したのだが、完全に裏目った形だ。

「運営はまぁまぁ得意だから」

という完全なうぬぼれが招いた結果だと思っている。

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***

確かに28年度の運営は難化したといえる。難化してもそれなりの点数(60点以上)が取れて「得意」といえるわけで、28年度の試験で科目合格できなかったのだから得意を返上すべきかもしれない。

 

診断士試験を目指す人は、さんざん言われているように財務会計を重要視する方が多いのだと思う。著者もそうだった。少し前のように、法務・情報・中小は暗記三兄弟で二次試験には関係が薄いから、という理由で手抜き(?)する受験生が多かったようだ。しかしながら、近年の試験では法務・情報が相当に難化しているため、科目合格はおろか足きりの危険性さえはらんでいる。中小は唯一得点源にできるかもしれないが、ここんところの法務と情報はキケンだ。

 

一方で、経済学は難易度の上下が激しいから受験生や受験校講師などは警戒する。財務会計はただでさえ得手不得手が激しい科目だし、企業経営理論はあの難解な日本語が敵だ。

で、運営は?

 

暗記科目に近かった運営が28年度本試験のように難化すると一次試験の合格率が低迷することは28年度の一次試験で分かるだろう。

診断士試験は科目間で難易度のバランスをとっているように見えるから、そういう意味でも科目免除せずに7科目の受験を目指すのがリスクのない受け方となるのだろう。

 

 

もう一回、一次試験を受けて突破する自信があるか、と問われたら即座に「ない」と答えるだろう。

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診断士試験はそれくらいに厳しい試験だ、と思っている。

反面、一回一次を突破した人は次に受けても突破できるといったジンクスもあるようだが、著者はにわかには信じられない。

 

 

運営管理はデキる

      運営管理は役立つことが多い。

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その昔、といっても2013年頃だっただろうか、会社の研修で某企業のセミナーを受講したことがある。そのときの内容が、今にして思えば、運営管理の内容であったのではないかと気づいたのは2014年秋のことだった。

 

著者が勤務する会社は一応製造業であるため、某企業でのセミナーの内容は感覚的に知っている内容である一方、専門用語として知らない。同じセミナーを受講していた同僚はいざ知らず平生従事している内容を体系的に教われたことは貴重な経験であった。なぜならその経験がなければ診断士試験という選択肢の存在が少しばかり遅れたかもしれないのだから。

 

診断士試験の運営管理は難しくないと思う。生産管理分野はJIS定義以外出題されることはないからである。でも製造業のイメージが沸かない方には少々ツラいかもしれない。一方、店舗管理分野は実際の購買行動を通じて体験することが出来るためにとっつきやすいかもしれぬ。店舗管理分野では少々簿記2級の知識が役に立つ。

そう考えると全部の科目でシナジーがあるわけで、点と点の学習を面の学習にすることで一次試験突破は見えてくるということがいえるのかも知れない。

 

***

著者は10月に人事異動があり、本社管理部門の管理職となった。今まで生産部門の管理職であったのだが、縁あってバックオフィスの管理職。部下を抱え、部下の工数管理をしながら見ているのだが、どうも“生産性”という概念がない。時間をかければいい仕事が出来ると思っている節がある。また、「時間はコストである」という感覚もない。10月に赴任以来、こういう意識の変革から始めているのだがなかなかどうして浸透するには時間がかかるようだ。

 

      運営管理の勉強でもしなさいよ!

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と声を大にして言いたいところである。

 

 

(でも言えないんだな、これが)

 

 

 

あと二週間

筆記試験の合格発表は診断協会のホームページで発表される。

午前10:00、ホームページを開く。「東京地区」をクリックしてみる。

 

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(※これは昨年のもの)

 

東京地区の番号が出てくる。自分の番号はどれだ?

あれ?

これしかないの? 百数人?

まさか、ダメだったってこと?

ええーっ!(泣)

 

***

先日、自宅で居眠りしていたときに見た夢だ。

マジ、心臓に悪い夢だ。これが夢だ認識するのにしばらく時間を要したくらいだ。

 

筆記試験の合格発表が二週間後に迫った。相変わらずモヤモヤしている。おそらくは二次試験の受験生全員が同じような気持ちなのだろう。

12/9(金)・・・。

確か会社の忘年会だ。ハッピーな忘年会になるのか、ブルーな忘年会になるのか?

 

 

二次試験。

準備が万端だったかと問われれば、実は直前期の追い込みが中途半端だった。でもやれることはやったという自負はある。本試験では今まで80分で終えることが出来なかったものを終わらすことができた。

とにかく全ての問題に対応し、全ての解答欄を埋めた。

出来たかどうかの感触すら分からない。でも、埋めたという事実だけが存在する。

 

「受かる自信は?」と問われたら、即座に「ない」と答えるだろう。「でも、全力を尽くした」と自信もって言える。

 

 

ともあれ、筆記試験の合否発表まであと二週間。

 

 

ガキの喧嘩かと思った

著者は少なからず診断士試験応援団体である『一発○○道場』と関わりがある。診断士試験を目指し始めたとき、著者は独学と決めていたので情報を入手する必要があった。幸いにも当該団体を見つけ、2014年夏頃から毎日眺めるようになった。

 

2016年の4月、当該団体のセミナーに出かけ、一次試験突破後二次セミナーにも出かけた。だからずいぶんとお世話になっている感じだ。

 

ところが、

ところが、最近、当該団体のレジェンドと言われていた某氏が好き放題やっていて少しだけその界隈で話題となっている(?)。

裏の事情を知っている著者としては静観の構えを決め込むしかなく、しかも現時点では何の関係もない著者がしたり顔で本件に関してしゃしゃり出るわけにもいかない。

まぁ本家の創設者だから、本家含めた受験生応援団体に文句も言いたくなるのだろう。気持ちは分からなくはないが、スピンオフで暴れまくっている様子がイタイタしい。

 

 

確かに本家は数年前のアーカイブを見ても記事のレベルが下がっていると感じている。某氏が指摘するように、だ。だから本家には頑張ってもらいたいのだがなかなか記事のレベルが変わっていないのが気になるところだ。

 

某氏はさらに、

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なんていうことも指摘している。この指摘には著者も納得。秋口、この団体の勉強会に赴いたのだが、その勉強会の質の低さに驚いたものだ。二度と行くもんか、と誓ったし、何よりも先輩面した指導役の態度の悪さが気になった。

 

ともあれ、某氏の自己満足的な記事にも閉口するのだが、本家の記事のレベルの低さにも閉口する。だから眺めてもつまらないのだ。

 

 

簿記をとろう

実は先の週末から簿記論点の復習を始めた。

簿記は手を動かし、といった体得がベースになるのは周知の事実だ。著者の場合には論点すべてを体系的に把握した上で手を動かすこととしている。そうでないとなかなかアタマにすっと入ってこないからだ。

論点の復習とはいえ、リビングのソファに座りながらコーヒーを啜りながら暇つぶし的に読み返しているだけ。簿記論点の学習はたしか今年の5月ごろ着手し、6月に完了していた、とメモに書いてある。

 

簿記論点を読み返していると、

「また勉強を始めたの?」と細君。

「診断士試験の結果問わず、簿記は取ろうと思っているんだ」と著者。

「ふーん」と細君。

「簿記は知っていて損はしないんだよ」と著者。

「へぇ~」と細君。

細君は納得していないように見えた。自分も勉強再開の理由を暇つぶしなんだとは言えない。あるいは履歴書に書けるからとは言えない。そもそも簿記は診断士試験突破のために追加で学んだことだが、どうせなら簿記も取得したい。日商簿記なら過去問をガシガシこなすことで合格を目指すことは難しくない。それに診断士として財務会計のスキルは必須だと考えているからね、簿記くらい取っておかないといけない。

 

「出願は12月だからね、年末年始休みにがっつりと勉強することにするさ」と著者。

「そうね。やることも特にないしね」と細君。

 

診断士の筆記試験の合格発表は12/9だし、最終的な合否は1/4だから、筆記試験の結果如何では年末年始のモチベーションは異なるはずだ。それにしてもモヤモヤが続く。